ペンギン、日本人と出会う

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163572000
ISBN 10 : 4163572007
フォーマット
出版社
発行年月
2001年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,278p

内容詳細

捕鯨船が連れてきた「南極大使」は、なぜこれほど日本人に愛されるのか。「カワイイ」だけには留まらない、ペンギンの意外な素顔。

【著者紹介】
川端裕人 : 1964年、兵庫県明石市に生まれる。千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部(専攻は科学史、科学哲学)。卒業後、日本テレビに入社。科学技術庁、気象庁の担当記者を経て、97年に退社し、フリーランスに。97年から98年にかけてニューヨーク・コロンビア大学に研究員として在籍し、その成果は『動物園にできること』、『緑のマンハッタン』(ともに文芸春秋)の二冊に結晶した。そのほかの著作としてネイチャーライティングに『クジラを捕って、考えた』(パルコ出版)、『フロリダマナティの優雅なくらし』(筑摩書房)、『イルカとぼくらの微妙な関係』(時事通信社)、『オラウータンに森を返す日』(旺文社)、『へんてこな動物』(ジャストシステム)、小説に『夏のロケット』、『リスクテイカー』(ともに文芸春秋)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mokamoka さん

    日本人は世界で一番ペンギンが好きらしい。え?だって可愛いからやん?と思うけれど何故ペンギンを可愛いと思うに至ったか、真面目に学術的に考察している。うーん面白い!なるほどーの嵐。ラストは動物園・水族館の原罪に落涙。人間の持つ残酷さ、傲慢さに眠れなくなる。南紀白浜アドベンチャーワールドだけが表立って断罪されているけれど、全ての動物園・水族館にはこの罪があるのではないか。ペンギンおよび全ての動物たちの福祉を願わずにはいられれない。可愛いペンギンの幸せは人間の幸せでもある。

  • シャル さん

    ペンギンと日本人の関わりがどう始まり、何が起こり、これからどうしていくべきか。この本においても、ネイチャーノンフィクションにおける川端氏の視点は、やさしくも鋭い。ペンギンを含む動物達への原罪と、その上になりたっている今の自分達の感情や意識。それを自覚して、可愛いで思考停止するのではなく、さりとて罪の意識で歩みを止めるのではなく、今、ペンギンのために出来ることを考えねばならない。そんな意識へと背中を押す一冊。

  • t_hirosaki(t_hirosaki) さん

    本書が書かれた2001年からどれだけ状況が変わっているだろうか。ぜんぜんわからないので調べてみたい/わが国のペンギン大好きな国民性がいかにして形成されてきたのかをさまざまな角度から紐解いた一冊。ペンギンが初めて登場した書物、ペンギンの初来日、ペンギンを『可愛い』と評価した初めての人間、『可愛い』が定着するまでのさまざまなこと、日本で最初のペンギン研究者である青柳昌宏のエピソード等。毎度のことながら著者の取材量すごい……。フンボルトペンギンが絶滅の危機にあったことも本書で知りましたが、今はどうなってるのかな

  • フテネドラ さん

    日本が世界で一番ペンギン好きな国と化す過程がしっかりと書かれていて、ペンギンに対する感情なんてどこの国でも大体同じようなものだろうと漫然と思っていたし、南極のペンギンはカビに弱いというエピソードも言われてみればそうだよなあと目から鱗。実に良書だったけど、書かれたのが2001年で絶版になっているだけに、現状にアップデートした改訂版が出て然るべきだと思う(`・ω・´)

  • seichan さん

    なんだって日本人はこんなにペンギンが好きなのか……。南氷洋の捕鯨話から始まって、学術研究や現地フィールドの話にまで広がっていく。動物園や水族館の原罪、ペンギンにまつわる生息地の現状など、いろいろと考えさせられるものが多かった。個人的には、捕鯨船の時代の話が興味深かった。

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