近田春夫さんが1998年に出た曲について書いた評論集。ゆず、Kiroro、SMAPからポケモン、天童よしみ、川中美幸まで色々な曲の評論が載っていて、近田さんの貪欲さと目線の凄さ、この評論を載せていた週刊文春のふところの深さに驚く。こんなことよく思いつくよなと。近田さんのオンリーワンな曲の評論と日本のCDの売上がピークの頃が合致していて、読むと幸せな気分になるし、貴重な記録になってるなと思う。巻末にはあの阿久悠さんとの対談が。阿久悠さんと近田さんは合わなさそうと思ったけど、この対談、かなり面白いんです。