死の貝

小林照幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163542201
ISBN 10 : 4163542205
フォーマット
出版社
発行年月
1998年07月
日本
追加情報
:
237p;20

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読書メーターレビュー

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  • クリイロエビチャ さん

    明治から平成わたる日本住血吸虫との戦いの記録。興味深かったのは、とある村の話。「浸かれば体が成長せず兵役を逃れられる」と、日本住血吸虫に感染する池を霊験あらたかな神池として崇めていたとか。その霊験が実は寄生虫のせいだと知った住民の思いはいかばかりか。後半は、人間に寄生する前に一時的に寄生するミヤイリ貝の殺貝の記録。根絶を目指し、地域によっては絶滅させている。人間に有害な生物の場合は、絶滅させちゃってもいいの?ちなみに、現在は「絶滅危惧I類」として保護されているらしい。なんだか、勝手だなぁと思う。

  • ひねもすのたり さん

    山梨、広島、北九州。 国内で散発的に発生していた原因不明の病気の正体とは?発生源の確定と感染経路。 第一宿主の発見と治療法の確立。 そして制圧へ。 読みごたえ充分のノンフィクションでした。

  • うき。 さん

    面白かった……!!!! 写真も挿絵もない(巻末に生活史の図があるだけ)のに文章だけでぞわぞわと怖気が立つ。集合体恐怖があるひとには辛いかもだけど、ほんとに面白い。なんとたくさんの学者が医師が、代替わりしながら知見や研究成果を繋いでこの病を克服したのか。 コロナ禍を経て、その恩恵を受ける側の大衆の反応にいまが重なるシーンも多く、また、昭和天皇のもたらした大きなターンに至ってはちょっと感動すら覚えるな。皇族方が学者としても過ごされることにはこうした側面があるとも思わせる。なんかもう、とにかくみんな読んでくれ。

  • 黒土 さん

    Wikipediaの記事が面白くて参考資料にこちら本があったので読んでみました。 片山記から長きにわたって謎の病気に悩まされ続けてきたことが分かった。 山梨や広島などの住民や医師達の頑張りによって今日の平和な日常があるのだと思う。 昔の方々に心から尊敬いたします。

  • みやぎ さん

    日本では見られなくなった事、無くなるまで時間がかかった事はwikiの地方病の記事を読んで知っていたが、さらに詳細に書かれていて読みごたえがあった。原因が寄生虫だとわかるまで、感染経路がわかるまで、中間宿主がわかるまで、予防方法、駆除方法がでてくるまで、治療薬ができるまで、それぞれに何年も何十年もかかる。できたと思っても戦争や災害、ミヤイリガイの生命力で少しずつしか進展のない状況でも諦めずに成し遂げた偉業の記録。図書館本だが手元にほしいとAmazonで調べたら15000円もする。

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人物・団体紹介

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小林照幸

1968(昭和43)年、長野県生まれ。作家。明治薬科大学在学中の1992(平成4)年、奄美・沖縄に生息するハブの血清造りに心血を注いだ医学者を描いた『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999(平成11)年、終戦直後から佐渡でトキの保護に取り組んだ在野の人々を描いた『

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