南洲残影

江藤淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163538402
ISBN 10 : 4163538402
フォーマット
出版社
発行年月
1998年03月
日本
追加情報
:
238p;20

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読書メーターレビュー

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  • ダイキ さん

    江藤淳晩年の作。私は江藤淳という人が三島由紀夫の義挙を“病気”だと言ってるのを読んで以来、全く信頼出来ないでいたのですが、「西郷隆盛と蓮田善明と三島由紀夫と、この三者をつなぐものこそ、蓮田の歌碑に刻まれた三十一字[ふるさとの駅におりたち眺めたるかの薄紅葉忘らえなくに]の調べなのではないか。西郷の挙兵も、蓮田や三島の自裁も、みないくばくかは「ふるさとの駅」の、「かの薄紅葉」のためだったのではないだろうか。」、最期にはこの境に到っていたのですね。途上のみを見て人を裁断する事の危険さ、愚かさを痛感しました。

  • denden さん

    「西郷南洲は思想である」と帯書きにはあるが全く思想は語られていない。あるのは文学的な情緒と年寄り特有、或いは世を捨てた右翼人特有のエモーショナルな独り言ばかりである。11章からなる西南戦争の西郷軍の歩みと解説ではあるが敗軍である故、確証は乏しい。そもそも、西郷軍が勇ましかったとか全的滅亡の思想だったとか、どうでもいいことだ。また、白菊の歌がどうだこだ、涙を流すとかも読まされる方がツラい。 保守派文人としての論考を期待していたが大いに裏切られた。

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江藤淳

文芸評論家。1932‐99。1957年、慶應義塾大学卒業。56年、結核療養中に「夏目漱石」を執筆、58年『奴隷の思想を排す』で新進評論家としての地位を確立。62年より2年間在米。東工大教授、慶大教授などを歴任した。新潮社文学賞、菊池寛賞、日本藝術院賞、野間文芸賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行

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