『犠牲(サクリファイス)』への手紙

柳田邦男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163536804
ISBN 10 : 4163536809
フォーマット
出版社
発行年月
1998年04月
日本
追加情報
:
20cm,301p

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    柳田さんは本当に頭の良い方だ。頭が良すぎる。手記と言う形をとったこの読物で最初に感じたこと。その柳田さんの講演を聴く機会に恵まれたのは一昨年。絵本についてのお話を拝聴した。息子さんの精神の病から自死。奥様の精神不安やご長男の突然の病気と後遺症。何十年にも及ぶ危うい家庭内でのバランス。まるで針の先で大きなやじろべえを支えるような危うさ。その状況下でノンフィクション作家としての地位を確立された後、柳田さんが行き着いた先は絵本。『犠牲』と合わせてこの本を読んでから講演に参加したかった。今さらだが残念でならない。

  • 里季 さん

    読者からの反響、各界人からのインタビュー、著者自身の過去の振り返り。いろいろ考えさせられた。難しい部分もあり、つくづく著者が賢いのだなと、やはり息子さんも賢く、それがために精神を病み、苦しかっただろうとただただ読んでいてこちらも苦しかった。

  • ちゃんみー さん

    高度経済成長がもたらした物質的な繁栄。ただひたすら物質的な豊かさを追い求め科学第一主義的な時代があった。そして今。皆が求めるのは心の豊かさ。息子の自死を経て書かれたサクリファイス後の続編とでもいうべき本作を読んで、著者が追い求めようとしている(た)ものは何だったのか、という事に少しばかりは気が付いたような気がする。脳死、医療のあり方、子供にとっての父とは、と考えさせられる事が多かったが、日常の家庭を築いていられることにまずは感謝です。

  • とももん さん

    私自身辛い時期に、読ませてもらいました。こんなにもたくさん、自殺する人が多いのかという思いと、そんなに簡単に自殺ってできるのか、と正直考えてしまいました。みんな勇気あるなあと。そういうことじゃないのはわかってるんだけど。苦しんでる人も多いということも知りました。

  • Viola さん

    『犠牲』の執筆から少し時間が経って、読者からの手紙への対応、対談、講演など冷静な目から見て当時の心境やその後を振り返る。一番印象に残ったのは、ご子息の死の前と後で、自分にとって大切なものが全く変わったということ。今まで大事だと思っていたものが実はそうでもなく、取るに足りないと思っていたものがとても大切になったという話は心に残る。震災にあった人も同じことを言う。今大切にしているものは本当に大事なのか、と問われている。

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人物・団体紹介

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柳田邦男

ノンフィクション作家、評論家。21世紀高野山医療フォーラム理事長。1936年、栃木県生まれ。東京大学経済学部卒業、NHK記者を経て作家。主な受賞に、1972年『マッハの恐怖』(フジ出版社)で大宅壮一ノンフィクション賞、1979年『ガン回廊の朝』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、1995年『犠牲―

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