メタフィジカル・パンチ

池田晶子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163522500
ISBN 10 : 4163522506
フォーマット
出版社
発行年月
1996年11月
日本
追加情報
:
210p;20

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時々スカッと爽快な気分にさせてくれた、池田...

投稿日:2007/04/18 (水)

時々スカッと爽快な気分にさせてくれた、池田晶子さん。美貌に似合う(うん、似合う)毒舌が私達のお気に入りでした。最期まで『考える』ということを、私達につきつけて逝ってしまいました。合掌。

プラトニック2号nao さん | 不明

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読書メーターレビュー

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  • fishdeleuze さん

    「形而上」すなわち「自分が何者でもない」地点から、「形而下」すなわちそれぞれが「何者かである」ような人々を眺めたらこんなふうに見えるだろうという風変わりな人物批評集(あとがきより)。この人の批評は位相の逆転、そもそも〜はという価値判断の転換の切り口が心地よい。但し、最後に収録された小林秀雄への手紙は別で、小林への畏敬と愛に満ちた素晴らしい文章である。「私の一生という私の経験の総和は何に対して過ぎ去るのだろう」という小林の想いは、メタフィジカルで何者でもない孤独な池田の心象を表しているようだ。

  • ザフー さん

    形而「上」視線的(しかしそれが著者をとても表す)スタイルの、様々に宛てた人物批評集の体をとった論考集を尻目に、併録された対象的な風合いの「小林秀雄への手紙」という小品を読みました。小林への畏敬の念も色濃く隠さず語りかけるこの小論は、著者池田をわかるのに一番はやいものではないかとの「直観」がありました。「一人称の謎」と「様々な意匠(≒思想)」の「二重の意識の平面」に、「直観」≒〈わかること〉という垂直の意識が貫通する様な図象を思い浮かべながら読みました。その図象は彼女の生の時空から赤い思惟を滴らせます。

  • しわじい さん

    59p 人は、考えなければだめなのです 信じてしまってはだめなのです 信じてしまえば、そこでおしまい

  • しわじい さん

    102p  哲学の「難しさ」は、言葉の難しさでも概念の難しさでもない。ただ、驚くことの難しさ、これだけだ。普通に人は、リンゴが落ちても驚かない。しかし、万人にひとりの変人が、リンゴが落ちるということに、「驚く」。驚いて、考え始めるのだ、「なぜだ」。驚く、これは意志ではない、宿命だ。人は、意志によっては驚けない。それで、哲学には「入門」という事態はあり得ないのだ。

  • しわじい さん

    ちと、私には高度で難しかった。ほとんど理解できず。

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人物・団体紹介

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池田晶子

1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在の謎としての生死の大切を、語り続ける。2007年2月23

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