ニホン語日記

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163476308
ISBN 10 : 416347630X
フォーマット
出版社
発行年月
1993年06月
日本
追加情報
:
288p;18

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • もりくに さん

    「遅筆堂」と称した井上ひさしは、その名の通り、初日に穴をあけたりしたが、それも「ニホン語」への強い拘りからではないか。この本は、そんな彼の「日本語」についての考察あれこれ。なぜ、「ニホン語」で、「ニッポン語」でなく、「日本語」ではないかを知りたいところだが、残念ながら書いてない。それぞれで、よく考えなさいということか・・・彼はいろんな分野に目を配っている。説明文(マニュアル)、スポーツ新聞の見出し、不動産広告、エロビラ、何とラブホテルのらくがき帳まで。「ニホン語」を考察することで、「日本」を考えている。→

  • ばりぼー さん

    日本語の達人による楽しい日本語観察記。拗音の直音化(シンジュクをシンジクと発音)と十のつく言葉の拗音化(ジッカイをジュッカイと発音)にみる言葉の揺れ、「ゲーテ」や「カダフィ」などの多言語の音を自国の音に写すことの難しさ、これまでになかった「促音+濁音」(ベッド、ハンドバッグなど)を発音できるようになった日本人の音韻変化、レトリックを駆使したピンクビラの傑作(列挙法や緩叙法)、「江川る」式の造語法流行にみる日本語の増血剤「する」の効用などなど、どんな食材も巧みに捌く言葉の一流シェフとしての腕前がお見事!

  • Ayumi Katayama さん

    国語の入試問題というと本書を思い出す。『このごろの愛読書』と題された一文。『とんでもないものが愛読書になってしまった。』で始まる。その愛読書とは「中学入試問題集」。そこにはこのような問題が掲げられている。

  • 猫丸 さん

    不思議な言語、ニホン語にまつわるエトセトラ。1990年頃の週刊文春連載。主に日本語の造語能力、漢字表記、外来語の扱いなどの論点について。悪文の具体例も紹介している。急いで書くとどうしてもヘタクソな文が出来上がる。表に出す文章であるならば、音読して不自然な部分を発見し、うまく伝わるような表現に変えていく努力は惜しんではならない。でしょうけれど、なかなかね。だいたい読みにくい文の典型は、修飾被修飾の位置が離れすぎたり、長いセンテンスの途中で主述の関係が見えにくくなったりが原因だろう。反省しきりである。

  • 靖 さん

    平仮名より漢字の構造を模した片仮名を先習させるべきとの意見が面白い。確かに後の漢字学習につながる。

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人物・団体紹介

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井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日―2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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