田中清玄自伝

田中清玄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163475509
ISBN 10 : 4163475508
フォーマット
出版社
発行年月
1993年09月
日本
追加情報
:
391p;20

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読書メーターレビュー

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  • 山男777 さん

    田中清玄という人物。昭和の動乱期に活動舞台アジアに、半分は義侠心からかしらんが、歴史の表舞台に生死をかけ名を上げた稀有な人物像。こんな凄い人がいたと初めて知った。 思想的に左翼共産主義から逮捕、獄中で思想の矛盾を感じ転向、右翼に衣替え。後半はのめり込み。母親が息子の共産主義を諌めるため「自死」等異様な体験、それにもめげず自らの信じる道を鉄の意思で石岩も通した。さほどのバックもなく裸一貫行動の吉し悪しは別に器の大きさに驚嘆したものだ。

  • Miho Haruke さん

    「民衆の動向だけで国策を決定したら、国を滅ぼす。かつての日本はそうだった。(中略)お先棒を担いで旗を振ったのが、ジャーナリズムだ。こんなものを我々は民主主義だとかいって、神様のように信じることができるか。現在もそういう馬鹿どもが残っている。衆愚といったが大衆はもともと馬鹿ではありませんからね。衆愚にさせる奴がいる。大衆を衆愚にさせちゃいかんということだよ。政治家、官僚、そして新聞の責任は大きいぞ。」pp328より。会津と函館にルーツをもつ者の一人として彼の言葉を自問していこう。「何かになりきる」こと。

  • カナッパ、ユイッパ さん

    (★3.8) 自伝なので、ある程度の自分にとって都合の良い脚色もあるだと思います。それを差っ引いても傑出した人物である事は間違いがないように思います。 共産党員から転向し、昭和天皇と田岡一雄に会ったことがある田中清玄と言う件だけでも、イデオロギーとが言った小さな枠の中ではなく、大きく日本全体を見て時代を生きてきた人物であることが分かります。 誇りが持てる国を次世代に引き継ぐために、見習うべき人物像の教科書です。

  • かとたか さん

    政治家であり、起業家であり、、、この人を何という言葉でカテゴライズすればよいのか難しいですが、やはり一言で言うとフィクサーなのでしょう。 右翼とか左翼とかの枠も超え、日本の政治、社会、経済に大きな影響を与え続けるその後ろ姿に、戦後の日本の裏を見た気がします。

  • コラッジョ さん

    かつての暴力共産党員時代から、右翼に転向するまでの一代記。 なお、田中清玄の先祖は会津藩士であるらしい。 明治維新のやり方と、アフターケアのつたなさとが生み出した結果であろう。

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人物・団体紹介

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田中清玄

1906‐93年。北海道生まれ。1927年、東大在学中に共産党に入党。30年の再建大会で書記長となり、武装共産党を指導する。34年に転向し、戦後は“大物フィクサー”として、日本国内はもとより中東やインドネシア、中国など国内外で活躍した

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