「レ・ミゼラブル」百六景 木版挿絵で読む名作の背景

鹿島茂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163415505
ISBN 10 : 4163415505
フォーマット
出版社
発行年月
1987年06月
日本
追加情報
:
237p;22X16

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読書メーターレビュー

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  • Natsuki さん

    木版挿絵・物語の要約・筆者の解説を織り混ぜて読む「レ・ミゼラブル」。表紙にもなっているコゼットの挿絵は、見たことのある人も多いのではないでしょうか?このお話、当時のフランスの現実を案外リアルに描いていたんですね。あれだけのボリュームでありながら版を重ね、出版当初から人々に愛されてきた理由が分かる気がします。より多くの人が楽しめるように、ユーグ版は、木版を増やして分冊したものを毎週一冊五年かけて刊行したというから驚きです(/ロ゜)/またミュージカル観に行こうかな♪

  • れみ さん

    「レ・ミゼラブル」をその挿絵とともに物語のあらすじや作者ユゴーや当時のフランスの様子についての解説。ミュージカル映画は観たことあるけど、そこには描かれていないことが原作にはたくさん書かれているんだなあということが分かって興味深かった。挿絵では、孫マリユスが瀕死の重傷から回復したことを喜び踊りだした祖父ジルノルマン氏が描かれたものがなんだか可愛くて好き(^^)

  • kenitirokikuti さん

    〈裸一貫から巨万の富を得た父親が、愛する娘のため全財産を持参金に与え…〉しかし、次第に婿にも娘にも疎まれて失意のうち孤独に死ぬというバルザック『ゴリオ爺さん』のような筋は19世紀フランス小説に多い。結婚=嫁の持参金(準備するのは父親)だったからではないか。19世紀には娘と父あるいは婿と舅の愛憎を扱うパターンが多く、20世紀になると息子と母あるいは嫁と姑の相克を描くものが増える。19世紀における例外は『ボヴァリー夫人』ぐらいだそうである。

  • 彩也 さん

    「まえがき」にあるように子供の頃抄訳で読んだが完訳版を読み返すことはないまま時は過ぎ、ミュージカル映画版を観て時代背景が知りたくなったので手にとった。見開きの左側を十九世紀の木版挿絵、右側をストーリーの紹介とちょっとした解説に充てている。挿絵の力もあって、この本一冊でかなり満足出来るのに、完訳版を読む気にさせられてしまう。解説も、ジャン・ヴァルジャンがコゼットを引き取る際に渡した金額の価値、なぜ蜂起の際にバリゲード戦術をとるのか、など現代日本人にはイマイチよくわからない部分を説明してくれて有難いし面白い。

  • ニャン さん

    木版画挿絵と解説で『レ・ミゼラブル』の世界とユゴーについてよくわかった。これから『レ・ミゼラブル』を読みます。

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鹿島茂

1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞、白水社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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