安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録

加藤広

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163298801
ISBN 10 : 4163298800
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
加藤廣 ,  
追加情報
:
20cm,245p

内容詳細

信長のために、嫡男信康を無念にも死なせてしまった家康。配下の服部半蔵に命じて、信長に対し意趣返しを企むが…。表題作をはじめ、天下人たちの意外な素顔を巧みに描く、著者初の中篇歴史小説集。

【著者紹介】
加藤広 : 1930年東京生まれ。東京大学法学部卒。54年中小企業金融公庫に入庫し、京都支店長、本店調査部長などを歴任。山一證券に転じ、同経済研究所顧問などを経て、中小企業やベンチャー企業のコンサルタントを務めるかたわら、2005年に書き下ろし長篇「信長の棺」で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とん大西 さん

    著者初読み。表題作“安土城の幽霊”を含む3編の戦国怪異譚。淡々と飄々とした作風と文体の中にも信長、秀吉、家康のポートレートの裏側にある人臭い部分が濃厚に感じられてとても面白かったです。表題作も良かったですが、好みは“藤吉郎放浪記”。巧みな弁舌と開き直りともいえる度胸。信長と出会った頃の20代前半の秀吉。貧しくても生き生きしたさまが読んでいて楽しかったです。

  • レアル さん

    読友さんの感想で知り教えて頂いた本。久しぶりに加藤さんの本を読んだが、やっぱり良い。最近日本の歴史小説を読んでなかったので新鮮味もある。3つの短編小説で加藤さんの歴史観が出ていて読んでて面白い。読みやすいし何回でも読み返したい本。

  • あかは さん

    3つの短編集。興味深かった。でも、秀吉に対してはちょっとばかり疑問が残るが、「秀吉の枷」を読めばわかるかもしれない。家康が人間味あってよかった。ただの人という側面がみれて親近感を感じた。つくもなす、機会があればぜひ見てみたい。

  • onasu さん

    初話は秀吉の出世話しだが、流布しているものとは一風違い、他の二話もそうだが、最後の余話でなるほどと。信長に仕える前の足取りははっきりはしていないのだろうから、帰納法で推論したのは流石。  三話目は、その時代に次々と持ち主を換え「天下壺」とも称された茶器「つくも茄子」を話柄に据えた変わり種。足利義満が手に入れてより、大坂の陣まで引っ張るとは壮大。余話では秀吉の小田原の陣での一件から入手法を問うという、これまた上手し。  佳作揃いの中では印象の薄い二作目が表題作とは、タイトルとしては正解だと思うのだけど…。

  • hideo さん

    表題作より、名物「九十九茄子」を扱った作品が面白い。山上宗二の件、本多正純の見方など、創作にしてもなるほどと思わせる部分がある。

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人物・団体紹介

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加藤広

1930‐2018。東京生れ。東大法学部卒。中小企業金融公庫、山一證券にて要職を歴任。その後、経営コンサルタントとして奔走する傍ら小説を書き始め、2005(平成17)年に『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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