茜色の空

辻井喬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163290409
ISBN 10 : 4163290400
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
20cm,429p

内容詳細

大平正芳生誕100年記念。近年、再評価の機運が高まっている大平正芳元首相。深い哲学を持ちながら政争に巻き込まれていくその人生を、愛情を込めて描き出した書き下ろし長編小説。

【著者紹介】
辻井喬 : 1927年、東京都生まれ。元セゾングループ代表・堤清二としての活躍が知られる一方、詩と小説の両方で精力的に創作活動を行っている。詩集『鷲がいて』で読売文学賞詩歌俳句賞、『自伝詩のためのエスキース』で現代詩人賞を受賞、また小説『虹の岬』で谷崎潤一郎賞、『父の肖像』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    無口、重厚。エリート官僚でないところが異色であり、田中元首相との共通項。池田元首相、安岡氏や上田教授など師にも恵まれ、その国家観を確立。付け加えて言動の一貫性、そして胆力が外交でも活きる。惜しむらくは時勢。首相としての評価は難しいが、政治家としての成果に一定の評価はすべき。一方、池田氏への助言のタイミングに悩む点に、氏の人柄を感じる。蛇足だが、吉田元首相の「オオダイラ」・・・。長嶋氏を髣髴させる・・・。(笑)政争には辟易だが、アクの強い政治家を通して政治を楽しめた時代かもしれない。

  • ls529 さん

    現代の政治家で、こういった広い視野を持った方はどれくらいいらっしゃるんだろう。いっそ、本の中から現実世界へ出て来て欲しい。

  • yearning for peace さん

    「讃岐の鈍牛」こと大平正芳を描いた力作。佐藤定吉の思想に心酔し、洗礼を受けるなど人格形成の基礎を築くなかで、東京商科大では生涯の恩師となる上田辰之助のゼミに参加。大蔵省に入省後、多くの経験を積み、上司だった池田勇人の誘いで、政界入り。吉田茂や池田勇人などの手腕を肌で感じ、じわじわと頭角をあらわし、様々な政争の末、ついに総理の座に。波乱の中に、誠実な姿勢としたたかさを垣間見ることができ、今の混乱劇にふと溜息を洩らしてしまいました。

  • ゆかっぴ さん

    故大平正芳元総理の伝記風小説。パフォーマンスではなく、政治に対してとても真面目に取り組んだ人のようだ。自分の言動をいつも見つめ直し反省する謙虚な姿勢に好感がもてます。また政治家として自分の口から出る言葉の重さも認識して非常に慎重に発言していたこともわかります。

  • mitya さん

    郷里出身の内閣総理大臣ということで、以前から興味があったので読んだ。先見性、判断力、決断力、交渉力、調整力などに秀でていて、外務大臣なども歴任して、手腕を発揮した。「アーウー」などと訥弁だったようだが、命を懸けて政治に自らを捧げた人生だったのだ。

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人物・団体紹介

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辻井喬

1927年(昭和2年)3月30日‐2013年(平成25年)11月25日、享年86。東京都出身。本名・堤清二。実業家として活躍する一方で詩人・小説家としても旺盛な活動を行い、1994年『虹の岬』で第30回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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