麻布怪談

小林恭二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163286709
ISBN 10 : 4163286705
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
20cm,312p

内容詳細

江戸の末、ひなびた麻布にひとり住む男のもとへ通いつめる美少女幽霊にあだっぽい狐女。なぜこの男と出逢ったのか。宿縁か、この世の無念か、それとも…。絶妙な語り口であやなす、極上の人情・妖異譚。

【著者紹介】
小林恭二 : 作家、専修大学文学部教授。1957年兵庫県西宮生まれ。東大文学部卒。1984年「電話男」で第3回海燕新人文学賞、1998年「カブキの日」で第11回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    麻布に住む善四郎の身に起こった怪異。最初の夜に現れたのは、その友人が仕込んだニセ幽霊、そのあとは・・、となるのだが、いやになるほど怖くない。作者は、異界の者たちを書きながらも、異界の者たちと言えども悪者ばかりではない、この世への未練は恨みつらみだけではない、といいたいのだろう。その思いが強すぎるのか、なんともあっけらかんとした文章となってしまっている。確かに、祟る話ではないのだが、初との逢瀬で善四郎が痩せていくさまや、初とゆずり葉異界の者同士の絡み合いなど、いくらでも怖くできただろうにと、少しもどかしい。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    不惑に近づいても何者にもなれずに漫然と日々を過ごす善四郎。そんな彼に現れたのは、二人の違ったタイプの美女。彼女らとの交歓を経るにつれて彼の人生は大きな転機を迎え・・・。「葛葉」や「牡丹灯籠」、更には「お貞の話」の要素を盛り込んだ艶聞ありの幻想譚。うだつの上がらない男に迫る美女たちととんとん拍子の出世という筋書きはギャルゲーみたいだが、不思議と過剰な嫌味は感じられない。そしてゆずり葉とお初が互いにライバルというより、姉妹みたいなので余計にさっぱりしている。それにしても善四郎の周辺や子孫の経歴が豪華すぎるな。

  • 九鳥 さん

    小林恭二の新作小説。以前に「本朝聊斎志異」を読んだとき、この梗概ばかりの物語を膨らませたら本が何冊も書けそうだな、と思ったのだけど、それを実行したのがこの物語。麻布で狐と幽霊の美女に出会う男の、時代もの怪異小説。怪談と名乗りつつ、ぜんぜん怖くない。美しい女(と雌)の語る数奇な物語に引っ張られてぐいぐい読んだ。

  • ぶうたん さん

    幽霊や妖狐が主要キャラクターでタイトルも怪談だが、江戸時代を舞台にした風俗小説のような趣きで著者は怖い話を書こうとしたわけではないことは、読んでいて感じるところだ。言葉も現代的な表現がたまに出て、まあ著者流のエンタメなのだろう。デビュー作から何冊か福武文庫から出た本は読んだはずだけど、内容はあまり覚えていない。以降も散発的に本は出ていたが、本書以降に小説は刊行されていないようだ。大学教員になったので忙しいのかもしれない。

  • かっぺ(こと悩める母山羊) さん

    女の業や未練が絡み、それに巻き込まれる男が出てくる話なのですが、誰一人として悪意を持つものがいない。人は一人で生きているのではなく、後にも先にもそして現在も皆様々に綿々とつながっているのだと感じさせてくれるお話でした。

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