闇の華たち

乙川優三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163280905
ISBN 10 : 4163280901
フォーマット
出版社
発行年月
2009年04月
日本
追加情報
:
20cm,191p

内容詳細

期せずして友人の仇討ち果たした男の胸中を描く「花映る」。桜田門外の変を佐倉藩の隠密の目から描いた「面影」など、全6編を収録。苦境の淵でもけなげに生きる人たちを精緻な文体で描く短篇時代小説集。

【著者紹介】
乙川優三郎 : 昭和28年東京都生まれ。千葉県立国府台高校卒。国内外のホテルに勤務後、平成8年「薮燕」で、第七十六回オール讀物新人賞を受賞する。同年『霧の橋』で第七回時代小説大賞、平成13年『五年の梅』で第十四回山本周五郎賞、平成14年『生きる』で第百二十七回直木賞、平成16年『武家用心集』で第十回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カナン さん

    ああ乙川だ、としみじみと味わわせる短編集。「花映える」と「悪名」が良い。友の仇討ちをすることになった男と取り残された女。悪名を馳せる武士と幼馴染みの武家の娘の人生の交差。雪解け水や湧き水のように静かに沁みていく美しい日本語と、拭い切れない社会の閉塞感。時勢や運命の中でひたすらに無力であることを知りながら差し出した手と、差し伸べた手のぬくみがあえかな光となって、漆黒の世界を仄かに明るく照らす。それが一時の幻でも、次はもう果ての無い闇に瞼を閉じるだけだったとしても、その瞬間確かに、彼らの魂は花開き輝いたのだ。

  • やどかり さん

    短い物語の中に人生が詰まっている感じがする。全てが長編にもなりそうな秀逸な短編集だった。『男の縁』『悪名』がよかった。乙川作品ではいつもそう感じるのだけど、どの物語も人の心の機微をよく表されている。時代物はそんなに読まないのだけど、乙川作品は時代設定とは関係なく清廉な人々が美しく描かれているので、また読みたい気持ちになる。

  • ジュール さん

    再読。乙川さんの時代物の良いところのエッセンスが詰まった作品集。「悪名」は幼馴染の男の落ちぶれた振る舞いに怒りながらもなお気持ちが離れない多野。最後はハッピーエンド。山本周五郎の短編のよう。「冬の華」医者の文礼が病人に向き合うが妻の橘と心が離れる。これも最後は妻が戻ってきてハッピーエンド。ここでも羊遊斎の雪の結晶の櫛が象徴的に出てくる。又別の時代物を再読したい。

  • くみこ さん

    表紙の蝋梅に惹かれて読みました。時代ものの短編集です。町人や商人が主人公の明るい人情話ではなく、武家社会のしがらみの中で生きる人達を描いています。しっとりと仄暗いって感じでしょうか。特に登場する女性達は男性がぐっとくるタイプばかりです。耐えて忍んで健気で従順。この時代に生まれなくて良かった。

  • たーくん さん

    市図→→巻き込まれるようにして友人の仇討ちをとげる侍の感情の揺れを描いた「花映る」、客と女中として茶屋で再会した幼馴染ふたりの人生が交差する「悪名」、桜田門外の変を佐倉藩の隠密が回顧する「面影」など、珠玉の短篇六篇を収録。武家社会を生きる男女の人生を、磨きぬかれた格調高い筆であざやかに活写する。

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人物・団体紹介

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乙川優三郎

1953年東京都生れ。96年『藪燕』でオール讀物新人賞を受賞。97年『霧の橋』で時代小説大賞を、2001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年『脊梁山脈』で大佛次郎賞、16年『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴス

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