ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス

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ユークリッジの商売道 P・G・ウッドハウス選集

ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163277400
ISBN 10 : 4163277404
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,455p

内容詳細

大好評の選集第4巻には、世界一のユーモア作家ウッドハウスの最も喜劇的なキャラが登場。怪しい儲け話を妄想してはドジを踏む怪人ユークリッジの暗躍と、それに毎度振り回される僕の困惑を描く爆笑編×14。

【著者紹介】
P・G・ウッドハウス : 1881年、英国はサリーに生まれたユーモア小説史上最大の巨匠。Hong Kong and Shanghai Bank勤務のかたわらに執筆活動を開始、やがて作家専業となり、世界で知らぬ者のない大作家となった。生涯の多くをアメリカはロングアイランドで送り、1975年、逝去

岩永正勝 : 1940年、長崎県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。99年より英国P・G・ウッドハウス協会会員

小山太一 : 1974年、京都府生まれ。英国ケント大学英文科博士課程修了。和洋女子大学英語・英文学類専任講師、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原 さん

    いやぁ、いるんですね。こういう人。もちろん、現代にではありません。日本では別の意味で注目を集めている執事やメイドが、まだ英国にいた時代。不思議と金回りのいい堅い職業の友人はいるし、最強のレスラーと簡単に知り合いになる。靴下やスーツの調達先には事欠かない。だから、というわけではないが宵越しの金は持たない。そしていい年なのに定職を持たず、夢みたいな事ばかりいって、一つも成功しない。「ああ、これならうまくいくかもしれないな。」と思うプランがあるかと思えば、最後のツメが甘くて、おいしい所おいしい所を持ってかれる。

  • shuha さん

    とんでもなユークリッジのとんでもエピソードぞろい。英国の無責任男に乾杯!

  • 左近 さん

    おまえのものは俺のもの、俺のものはもちろん俺のもの、大英帝国が生んだ無責任男、黄色い雨合羽に身を包み、胡散臭い一攫千金プランを企む奇天烈な紳士、スタンリー・ファンショー(スペルは“Featherstonehaugh”ケルト系か?)・ユークリッジの波瀾万丈な日々。解説によると、若き日のウッドハウスや友人達のエピソードが色濃く投影されているらしい。ユークリッジと、振り回され役の語り手コーキーの関係は、E・A・ホーナングのラッフルズものや、ヘンリー・スレッサーのルビー・マーチンスンものを想起させる。

  • 花神 さん

    "優れた"ヴィジョンの下、胡散臭い儲け話を考え出しては失敗を繰り返すが、常にポジティブな怪紳士ユークリッジ。ジーヴスものとはまた違った面白みがあり、毎回のように最後には文無しになるユークリッジが破天荒な性格にもかかわらず何故か憎めない。

  • 不璽王 さん

    ウッドハウスの職人芸。 堪能しました。

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