橋をめぐる いつかのきみへ、いつかのぼくへ

橋本紡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163276502
ISBN 10 : 4163276505
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
追加情報
:
19cm,280p

内容詳細

幼馴染み同士、水商売の夫婦、祖父と孫娘、父と不仲のOL…。水の都・深川を舞台に、若き手練が織りなす橋を巡る6つの人間模様。深川のここかしこで肩を寄せ合い暮らす人々の息遣いが伝わる連作短篇集。

【著者紹介】
橋本紡 : 1967年、三重県伊勢市生まれ。大学進学を機に上京後、すぐに退学し、アルバイトに明け暮れる。やがて作家を志すようになる。97年、第4回電撃小説大賞金賞を受賞しデビュー。電撃文庫より刊行された『半分の月がのぼる空』シリーズは累計100万部を突破する。その後、ライトノベルより創作領域を広げて、優しいまなざしと人間関係の機微を掬い取る確かな手腕で着実に新しいファンを獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

    隅田川に架かる「清洲橋」と「永代橋」に挟まれた街にかかる4つの「橋」を題材にした6連作集。私もこの界隈から隣町の本所・向島にかけての一帯は、想い出がいっぱいあるので楽しく読みました。6話目の【永代橋】は、子供教育に熱心のあまり…、お父さん・お母さんが娘の進路などで意見を戦わせます。(でも、思わず私は不謹慎にも、昔を思い出してニンマリしてしまいました)。これら子供のための意見の衝突には、温かさに満ちています。初読み作家なので長らく積んどくしていたことを、いま悔いています。もう1・2冊読んでみたくなりました。

  • 紫 綺 さん

    東京下町、ぐるりを囲む橋を巡る六つの短編。じーんとくる、心に滲みる話ばかりで、暮らしに疲れた者に元気を注いでくれる。追い風のように、優しく背を押してくれる本。疲れた時にオススメ♪

  • 夜梨@灯れ松明の火 さん

    図書館。ポケミスを2冊続けて読了したので、(多分)ちょっと軽めであるだろうと思われる、本書を選びました。本書も読友さんのレビューを読んで借りてきました。産まれてからずっと東京ですが、深川辺りは殆ど馴染みがなく、橋の名前や地理がすっと頭に浮かばないのが難点でした。わかっていたらもっともっと面白かったと思います。一番私の好みだったのは「永代橋」。(今はもうあまりないのかもしれない)下町の人情味が胸に温かく響く1冊でした。東京を知らない方にもおすすめです。

  • ぶんこ さん

    読み始めてビックリ。隣町のお話でした。 改めて表紙を見ると清洲橋に永代橋ではありませんか! という事はIBM側の護岸から描いた? 「 清洲橋」では、隅田川花火が見えにくくなった話から、私の子供の頃は清洲橋の隣、新大橋のたもとから打ち上げられてたのです。「まつぼっくり橋」では、この借家には私が住みたいくらいです。 隅田川沿い、昭和の平屋建て庭付き、桜が眺められる、最高ではありませんか。 平常心では読めませんでした。「永代橋」のおじいちゃんと千恵ちゃんもいい味だしてました。 川沿いの生活は素晴らしいです。

  • あつひめ さん

    他の人から見たらなんでもないことが本人達にはとっては大きなできごとだったり思い出だったり。人情味のある深川って言う場所も物語を引き立たせるのに一役買っている。事件物の様に起承転結ハッキリしているものとは違うからこそ読者が想像する部分、色づけできる部分が残っていて面白いんだと思う。橋って誰かと誰かを繋ぐもの。途絶えていた関係も勇気を持って橋を渡ると見える景色が変わるように心も変化する。人間ウォッチングしているみたいな細かなところまで行き届いた作品だと思う。まつぼっくり橋は心が優しく包まれた気がした。

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橋本紡

三重県伊勢市生まれ。第4回電撃小説大賞金賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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