少女怪談

藤野千夜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163270005
ISBN 10 : 4163270000
フォーマット
出版社
発行年月
2008年06月
日本
追加情報
:
19cm,157p

内容詳細

生き霊、呪い、神隠し。ロウ・ティーンの女の子4人がひょいと異界に足を踏み入れて…。今時の女の子たちの、日常生活の隙間からこぼれ出た、小さなこの年頃だけの切ない「怪談」4篇を収録した傑作短篇集。

【著者紹介】
藤野千夜 : 1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒業。95年「午後の時間割」で第14回海燕新人文学賞、98年「おしゃべり怪談」で第20回野間文芸新人賞、2000年「夏の約束」で第122回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のり さん

    中学生に勧められて読んだが、よく分からない・・・怪談というほどゾクッともしないし、幼心からくる危なげなさも伝わらない。

  • うーちゃん さん

    「こわくない怪談」と帯に謳っているのが面白くて。10代という危うい年頃の少年少女たちの、ざわざわ、ひりひりするような日常を描いている。私が読んだものの中では綿矢りさ「インストール」に似た印象。収録作「アキちゃんの傘」の、パパの浮気に気がついているんだけど、ママに言うことも、パパに問い質すこともしない、その理由が"ママを傷つけたくない"とか"家族が壊れるのが怖い"とかじゃなく、ただ"面倒くさい"から、という、中1のノエの姿が、衝撃的でもあり、反面、13歳女子の心情をうまくとらえているなあと感じた。

  • こだま さん

    藤野千夜さん初読み。少年少女が主人公の短編集です。怪談というのでホラーかと思いきや、不安定な時期の心の揺れが描かれています。

  • ニョンブーチョッパー さん

    ★★☆☆☆ どなたかの感想でもあったが、言うほど「怪談」でもないし、オビのイラストほどかわいい内容でもない。どうにも自分にはピンとは来ず、今の若者にはこういうのがしっくり来るのだろうかと思った次第(とはいえ初出は15年くらい前だけど)。pixivで装画のTivさんのページを見たところ、どのイラストもかわいらしい。アニメで見ていた『政宗くんのリベンジ』もTivさんの作画で、さらに『政宗くんのリベンジ』の原作は小説ではなかったのだと知れたことが今回の収穫。

  • 深青 さん

    お化けとか幽霊とかの怖さはない。少年少女の危うさや淡々としたところに、ひやっとしたものを感じる短編集でした。

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人物・団体紹介

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藤野千夜

1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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