てれんぱれん

青来有一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163264707
ISBN 10 : 4163264701
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
20cm,157p

内容詳細

てれんぱれんと頼りなく生きてきた父親には、不思議な能力が備わっていた。その能力の一端を引き継いでいる「わたし」に、ある日、謎の女性が近づいてきて…。被爆地を舞台にした、心を揺さぶり続ける物語。

【著者紹介】
青来有一 : 1958年長崎県長崎市生まれ。長崎大学教育学部卒業。1995年「ジェロニモの十字架」で文學界新人賞、2001年「聖水」で芥川賞を受賞。2007年『爆心』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    「てれんぱれん」とは、やる気がないというような意味の長崎言葉。母は父のことを「てれんぱれんさん」と呼んでいた。しかし、父と私がそう呼んでいたのは…。被爆から後の父の人生を、50代となった娘がようやく理解してゆく、スピリチュアルな物語。「もののけ姫」のコダマたちをイメージした。明日は長崎原爆の日。このタイミングでこの本に出会ったことに感謝。

  • アクビちゃん さん

    【図書館】読友さんのレビューを読んで手に取った本です。不思議なお話でした。父親が亡くなって何十年も経ってから父親の娘を想う気持ちを知る機会に巡り合います。それも、その機会は目に見えない不思議な力のお陰。なにが起きて、なにが始まったのか分からないけれども、明日は良いことがある様な気分にさせてくれます。私は日々気忙しく生きてるので「てれんぱれん」くらいででも良いのかな〜(笑) ただ、私は主人公の女性の語り口調と頑な態度に違和感が・・・

  • gurisan さん

    ★★★★☆ てれんぱれん=働かないでぶらぶらしている。こういう人、昔はどこにでもいた。いや、今だっている。けど、もっと社会も家庭も大らかに応対していたように思う。「しょうがないな」と腹をたてながらも認めているというか。てれんぱれんだった父、その確執が大人になっても消えない主人公のもとに現れた子どもの霊(てれんぱれんしている者たち)と昔の知り合い。そして、父の心を知る。知るってことが大事だよね、って思う。

  • くもりーな さん

    心にシーンと響くようなお話でした★★★★☆。

  • ぽこ2 さん

    長崎人なので、てれんぱれんが 方言だと考えた事もなかった(笑)あまり働かない父を批判ばかりでなく広い背中の暖かさを愛しく懐かしく回想してるところ、よかったなぁ

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人物・団体紹介

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青来有一

1958年、長崎県長崎市生まれ。長崎大学教育学部卒業。1995年、「ジェロニモの十字架」で文學界新人賞、2001年、「聖水」で芥川賞を受賞。2007年、『爆心』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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