龍の棲む家

玄侑宗久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163263700
ISBN 10 : 4163263705
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
追加情報
:
20cm,156p

内容詳細

父が呆けたと兄から知らされ、実家へ戻ってきた幹夫は、父と出かけた公園で介護のプロ・佳代子と出会う。一緒に父の記憶のおもちゃ箱を覗き込むうち…。自由でしなやかな人の絆を芥川賞作家が描く傑作小説。

【著者紹介】
玄侑宗久 : 1956年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。83年、天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺副住職。2001年、『中陰の花』で第百二五回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • オカメルナ さん

    私自身かもしれないし、私の家族かもしれない。誰にでも起こりうる認知症。認知症について通り一片の知識しかなかったので、「そうだったのか!」と気づかされる事があり、小説ではあるけれど実用書的な側面も持っていたように思う。認知症患者の介護という重いテーマでありつつ、暗くならず逆にほのぼのとした優しさに溢れた物語でした。

  • 野の花 さん

    介護する人の参考になりそうです。佳代子さんのような人がいると介護される人も穏やかな生活が送れそうです。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    父が痴呆症で徘徊するようになったと兄から連絡を受け、幹夫は実家に戻ることになりました。父の散歩に付き添ったある日公園で出会ったのは・・。老人介護をテーマにしていますが、介護の辛さよりも様々な時の流れの中を生きる父親をそのまま受け止め、祖父になったり会社の部下になったり状況に応じて演じ分け、そのやり取りを楽しんでいる様子が印象に残りました。実際に介護の経験はありませんが、いざとなった時にこういう風に接することができたらいいなと思いました。不思議と暗さは感じず、希望がもてるラストだったのもよかった。★★★★

  • スノーシェルター さん

    自分の呆けてしまった祖母を思い出した。忘れられる方も辛いけれど、忘れる方も辛い。静かに流れる世界。静かに抗う人。介護をしたことはないけれど、もっと過酷なのだろう。それを感じさせない書き方が良かった。

  • ゆに さん

    確か道尾さんのエッセイで紹介されてた痴呆症の父親を介護する話。でもそれをこんなストーリーにするのがすごい。心が洗われるような気持ちで読みおわりました。

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人物・団体紹介

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玄侑宗久

1956年、福島県三春町生まれ。安積高校卒業後、慶應義塾大学中国文学科卒業。さまざまな仕事を経て、京都天龍寺専門道場に入門。2001年『文學界』掲載の「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞。2014年『光の山』にて平成25年度(第64回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。ほかに仏教や禅にまつわるエッセイや

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