萩のしずく

出久根達郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163262703
ISBN 10 : 4163262709
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
追加情報
:
20cm,269p

内容詳細

歌人・中島歌子が主宰する「萩の舎」に集った才女たち。のちの樋口一葉もそのひとり。仲の良い友人と巻き込まれる様々な事件や、ほのかな恋愛などを通し、小説家としての自立までを彩り豊かに辿る快作。

【著者紹介】
出久根達郎 : 1944年茨城県生まれ。73年から杉並区高円寺にて古書店を経営。92年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ふみえ さん

    樋口一葉といえば悲惨なイメージしかなかったが、出久根さんの描く一葉は身の丈で卑屈さや恨み辛みは全くない。フィクションだが、年相応な友人関係はホッとするし、控えめだが実直な姿は清々しい。積んでおいた「にごりえ・たけくらべ」を読んでみようと思った。ただ情けないことに歌は全然わからん。

  • ミーサ さん

    何年も前に樋口一葉の記念館に行ったことがあり、薄幸だが意思の強さを感じる女性だと思った。こういう境遇であったから作品が出来たのだと思う。この「萩のしずく」は、そんな一葉を描いた物語だが、なんだか消化不良な感じが…。フィクションなんだから、もっともっと一葉の内面に突っ込んで一生を描いてもよかったのでは…などと思うのでした。

  • かんこ さん

    ちょっと読みづらいのは出久根さんのご愛敬(笑)一葉の人となりを楽しみながら時代を知れる。おもしろかった!

  • Ramgiga さん

    24歳で亡くなった、樋口一葉、本名 奈津の半生記。勿論すべてフィクションであるが、明治初期に生きた女性として生き生きと描かれる。今流布している能面のようなしれっとした写真からは、想像だにできないたくさんの人に囲まれた人間一葉がそこにいた。一葉感が変わった、これが小説の力であろう。多感な小説家としてさもあらん、さもあってほしいと願う小説でした。一葉は「一葉落ちて天下の秋を知る」の意味ということ。

  • wasabi さん

    失礼ながら、出久根さんがこんな乙女チックな世界観を有していらっしゃったことに、正直驚いている。読み終えてさっそく日本文学全集を引っ張り出し、樋口一葉を探せば第1巻にあるではないか。さっそく『たけくらべ』に向かうが…手に負えない。

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人物・団体紹介

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出久根達郎

1944年茨城県生まれ。73年から東京都杉並区で古書店・芳雅堂(現在は閉店)を営む傍ら、文筆活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。2015年には『短篇集半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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