ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス

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マリナー氏の冒険譚 P・G・ウッドハウス選集

ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163261805
ISBN 10 : 416326180X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,469p

内容詳細

大好評の選集第3弾は、ウッドハウス自身がいつも楽しんで書いていたというマリナー・シリーズ。へなちょこ男を瞬時に強化する秘薬をめぐる騒動から、途方もなくキュートな美女の活躍まで、選りすぐりの傑作を収録。

【著者紹介】
P・G・ウッドハウス : 1881年、英国はサリーに生まれたユーモア小説史上最大の巨匠。Hong Kong and Shanghai Bank勤務のかたわらに執筆活動を開始、やがて作家専業となり、世界で知らぬ者のない大作家となった。生涯の多くをアメリカはロングアイランドで送り、1975年、惜しまれつつ逝去

岩永正勝 : 1940年、長崎県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。99年より英国P・G・ウッドハウス協会会員

小山太一 : 1974年、京都府生まれ。英国ケント大学英文科博士課程修了。和洋女子大学英文学科専任講師、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    「釣遊亭(アングラーズ・レスト)」のバー・パーラーに夜毎現れ、皆の話が盛り上がった所で、「ひとつ〜の話を聞かせましょう」と切り出す。但し、タイトルには『冒険譚』と銘うっているが、何もこれ、「マリナー氏が世界各国で冒険を繰り広げた」「歴史的事件の背後にはマリナー氏あり」なんてしろものではない。マリナー氏はあくまで語り手で、主人公は彼の弟や姪っこ達である。それもどこまで本当だかわからない、という所からとってもアヤシイ。だって、知人、親類にこれだけ変人が揃っている人なんているだろうか?

  • きりぱい さん

    釣遊亭に訪れては、マリナー氏が語る親戚たちのちょっといい話。冒険譚と付いているくらいだから、どれもあちこちでの痛快なドタバタ話。変人振りが濃厚なのは従妹の娘ロバータ・ウィッカム。美しく活発だけれど、皮肉なユーモアを越えていまいましいほど、はあ?と受け入れ難い女なのだ。ひどい目にあった男たちが見限ってくれなければ不満が残るところだった!お気に入りは牧師のオーガスティン。間違った強壮剤でいい方に転ぶエピソードが愉快。口汚い悪口も飛び出しながら上質に魅せるユーモアは、面白いのに最後にほっとなごめるのがいい。

  • 歩月るな さん

    「だって、蛇なんか持ってたら、誰だって別の人間のベッドに入れたくなるよなあ」マリナー氏の語る身内話、ではあるのだけれど読んでみると、あいかわらずのらくら倶楽部の面々がろくでもないドタバタに巻き込まれる様が描かれている。ほんとうにろくでもない。しかしこんがらがった状況を的確に纏め上げ結末に収斂させる手腕は他にはない技術。ウッドハウスにはなれない。註が無い事についてはあとがきなどで付言されている通りだが、さすがに向こうの歴史に少し通じると、なるほど唸らせる例えや言い回しが随所に見られるのがさらに爆笑をさそう。

  • 左近 さん

    ウソかホントか、酒場に集う釣客相手にマリナー氏が語る、一体、何人いるのかわからない親族達の悲喜交々体験談。ジーヴズものでも幾多の男性を“スープに漬からせた”実績を持つウィッカム嬢が、ここでも着実に犠牲者を増やしているし、ジーヴズ特製ドリンクの主成分らしきマリナー印バック−U−アッポが、効果抜群すぎて事件を引き起こす。有閑階級の人々が、ある意味、どうでもいいことでしっちゃかめっちゃか大騒ぎのウッドハウス・ワールド。前にも書いた気がするけど、全作品の翻訳出版を強く願う(できればE・D・ホックも)。

  • よしゆ さん

    男女の恋愛をからめたドタバタを書かせたらこの人の右に出る作家はいないんじゃなかろうか?今回もたっぷり楽しませてもらった。特にロバータの天然魔性っぷりが凄い。自覚ないままない男達をどん底へ突き落とす、これぞ真の悪女というものだ。

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