鯨の王

藤崎慎吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163260006
ISBN 10 : 4163260005
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
追加情報
:
20cm,476p

内容詳細

マリアナ海域で、米軍の攻撃型原潜が襲われた。小笠原諸島の深海では、巨大鯨の骨が盗まれた。学者、軍、バイオ企業、テロ組織、それぞれの思惑が絡み…。豊富な科学知識、深海の魅力に圧倒されるSF大作。

【著者紹介】
藤崎慎吾 : 1962年、東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサーなどを経て、1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。その年のベストSF(国内編)第一位を獲得する。小説のほかに科学関係の記事やノンフィクションなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • GaGa さん

    面白かった。ロレーヌクロス、ドルフィンシャーク、ポーハタンそれぞれで人物の描き分けが見事で混乱することなく読むことができた。全長60メートルは少し大袈裟な気もするが、実際にいてもおかしくはないのが海の未知たるところ。モデルになった学者と著者の対談が巻末にあり、それも楽しかった。一つだけ引っかかるのは、フィンクとあっさり別れることが出来たのは何故か?

  • kosmos さん

    潜水艦の乗組員の頭が突然吹き飛ぶ事故が発生。一体攻撃してきたのは誰なのか、というところから始まる話。深海の息の詰まるような閉そく感がリアルで、私は深海や宇宙には行けないな、という気持ちを強くした。笑 人間のエゴに何様なんだ!とイライラしつつも、面白くて一気読み。地球にはまだまだ謎はたくさんあるのだろうなぁと思いを馳せる。 

  • Eddie さん

    話の筋は面白いのですが、各所各所の展開の結果が中途半端というか詰めが甘いというか、そこだけが残念。 とはいえ、海の底深くにクジラなど未知の生物がいるのではと期待させるストーリーは良かったと思います。

  • ぶうたん さん

    タイトルが全てを語っているような作品。「ハイドゥナン」でも感じたが、極めて真面目ではっちゃけたところが無いので、SFとしては弱いかもしれない。前述の作品でも岩に残る過去の記憶を蘇らせるところに強いセンスオブワンダーを感じたことが印象に残っており、細かいところに著者らしさがあるのだと思う。本書でもダイマッコウの生物的な構造等がそれにあたるだろうか。ただキャラクターに魅力が欠けるのは仕方が無いとしても、全体に長いのと淡々としすぎているように感じるのは少し残念。力作であるのは間違いないのだが。

  • cuz. さん

    深海に生きる巨大鯨を狙う人間たち。生態研究、生物資源、復讐ー様々な思惑が絡まる中、深海を荒らす人間に、巨大鯨が牙を剥く。巨大鯨はフィクションだけれど、物語の設定自体は実際に起こり得そうで、そのせいで物語がよりスリリングに感じられた。米軍潜水艦ポーハタンやテロリストの最後があっさりでそこだけ少し物足りないけど、読み応えがあって満足。

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人物・団体紹介

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藤崎慎吾

1962年、東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌『ニュートン』編集室に約一〇年間在籍。1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)で作家デビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現在はフリーランス。ノンフィクション作品、小説など著書多

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