大明国へ、参りまする

岩井三四二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163259802
ISBN 10 : 4163259805
フォーマット
出版社
発行年月
2007年06月
日本
追加情報
:
20cm,442p

内容詳細

室町時代、3代将軍・足利義満の命により明への使節に加わった主人公が、日本国の根幹を揺るがしかねない大陰謀に巻き込まれる…。史実を元に幕府、朝廷、明の宮廷を舞台にした長篇歴史小説。

【著者紹介】
岩井三四二 : 1958年、岐阜県に生まれる。一橋大学卒業後、電機メーカーに勤務。小説現代新人賞、歴史群像大賞を受賞。そして2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞を受賞し作家生活に入る。同年、『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だまし売りNo さん

    足利義満の命で明への使節となった人々を描く歴史小説。甚八郎は船が明までの航海に耐えられるか不安を持つ。大丈夫と言われても安心できない。「本当に大丈夫だろうか。どうもこちらの船は華奢な感じがする。それに波が高いわけでもないのに、しょっちゅう船底から水をくみ出しているのも不安だ」。往々にして大丈夫は気休めでしかない。 一方で船が壇ノ浦を通過すると平家物語の「浪の下にも都の候ぞ」を吟じた。船で航海している状態では縁起が悪いが、そのような不謹慎は気にかけない。大丈夫という根拠のない楽観論よりは健全である。

  • 藤枝梅安 さん

    主人公は飯尾甚八郎という下級武士。時代は室町末期。将軍を退き院政を敷いた「北山殿」こと足利義満は明国との貿易で実権を確固たるものにすべく、船を仕立てて明に使いを出そうとする。その役目に抜擢された甚八郎は自分の出世のためにもこの仕事をしのけて見せると意気込む。博多の商人、四郎次郎や若く野心に燃える僧・周郁の視点も借りて、物語は3人それぞれの立場で進んでいく。船で東シナ海を渡る苦難の道のりや、中国上陸後の揉め事を丁寧に描き、英雄豪傑ではなく、上の命令に従って動く立場の人間達の逞しさと脆さを見事に描いている。

  • やぶやぶ さん

    ★4 初読み作家さん。堅苦しいかな、と思って読み始めましたが、とても読みやすく、内容もおもしろかったです。

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人物・団体紹介

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岩井三四二

1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。’96年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞受賞。「岩井三四二に外れ無し」と言われ、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞、’14年『異国合戦 

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