俳風三麗花

三田完

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163258607
ISBN 10 : 4163258604
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
19cm,324p

内容詳細

昭和7年、日暮里の暮愁先生の句会に妙齢の娘たちが加わった。大学教授の娘ちゑ、女子医学生の壽子、浅草芸者の松太郎。3人の友情と恋模様を洒脱に描いた、本邦初の句会小説。句会シーンは読み応え十分。

【著者紹介】
三田完 : 昭和31(1956)年、埼玉県に生れる。慶応義塾大学文学部卒業。平成12(2000)年に「櫻川イワンの恋」で第八十回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。13年には初の長篇小説『絵子』を上梓した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    昭和初期の東京で毎月開かれる句会に集まる女性ちゑ・籌子・松太郎の三人と俳句の師である暮愁先生が主人公のお話。タイプの違う三人の女性が句会をきっかけに仲良くなる様子が楽しく、それぞれの恋模様にドキドキさせられるし、良い具合に枯れた雰囲気のある暮愁先生に心惹かれるなあ。句会で読まれる俳句は夏〜春へ一周してそれぞれの季節を楽しみながら、屋形船やお芝居やお祭り流行歌や大きなニュースが盛り込まれて、様々な句が生まれていくのが面白かった。

  • NOBU さん

    昭和初期、句会に連なる三人の女性の句作と恋の物語。 発案から推敲を経て、俳句が出来上がる様が非常に興味深い。 そして、出来上がった句を味わうにも様々な教養が必要だという、奥の深さに文化の厚みを実感する。 俳句って凄い。と、感心するばかり。 結局、あの人とこの人ってどうなん!?何だか高尚過ぎて理解できず。ハッキリ説明して欲しいと思うのは野暮なのか?そうなんだろうな。

  • 深青 さん

    読んでいて、とても気持ちの良い作品だった。俳句を通して出会った3人の女性が酸いも甘いも様々な経験をしつつ、大人へと成長していく物語。句会の中で披露される句がその時3人の心情をよく映していて、また面白い。たった12文字なのにこんなに能弁なんて。奥深くて面白い世界だなぁと。また読みたいお話です。

  • たいぱぱ さん

    マイミクで読友のりほさんが薦めてくれた本。彼女も三浦しをんの書評エッセイ『本屋さんで待ち合わせ』でこの本の存在を知ったそうです。薦められなければ、絶対読んでない!と断言できるタイトルと装丁。読んでビックリ、面白い!昭和初期を舞台に、句会を通う全く違うタイプの女性3人の友情と恋の物語。男が読むタイプの本ではないけど、面白ければそれでよし。俳句なんか全く興味なかったのに、俳句を読もうとしてる自分がいる。こんな句会なら行って見たい。

  • 宮永沙織 さん

    もてなしは道灌山の目刺しにて。 俳句や短歌は受け取る側にも教養が求められる。限りある文字数だからこそ、無限を表現できる。日本の誇るべき文化だと改めて感じさせられる素晴らしい本でした。

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三田完

昭和31(1956)年、埼玉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、テレビディレクター・プロデューサーとして活躍。平成12(2000)年に「櫻川イワンの恋」で第80回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。19年には『俳風三麗花』が第137回直木賞の候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて

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