月島慕情

浅田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163257907
ISBN 10 : 416325790X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
20cm,296p

内容詳細

月島に行ったら、幸せになれる。やっと自由を手に入れた吉原の太夫は、愛する男の住む“夢の島”へ思いを馳せるが…。時代を超えて語り継がれる7つのストーリー。“感動無限大”の短篇集。

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いつまでも、心のどこかに何か大切なものが...

投稿日:2021/04/10 (土)

いつまでも、心のどこかに何か大切なものが残っていくような珠玉の短編集でした。浅田次郎、何を読んでもいつもいい。

akb009 さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ともくん さん

    泣かせられる短編集。 基本、短編集は、あまり読まない。 だが、最後の『シューシャインボーイ』だけでも読む価値はある。 全編、浅田節が詰まった一冊。

  • taka61 さん

    【図書館本】浅田作品いいですね。今作品には良質な7つの短編が納められています。日本人の人情や心の機微が表現され、どの作品も素晴らしいと思います。なかでも「めぐりあい」は男の私が読んでも胸が締めつけられる想いがした、お気に入りの作品となりました。まさに読み友さんありがとうです♪

  • R さん

    ただ、物悲しい。そんな感想を覚える短編集でした。類型するのは簡単だけども、そういう定規ではなくて、もっと単純な、ただ悲しい、生きているだけで、いい人が悩むという事象を切り取った物語が織り込められていました。一読、そんなわけあるかという設定も、なんだか人情ものとして、すんなり納得できてしまったり、流れるように読まされて、気づくと、心に何かが沁みているような素敵な読書でした。

  • しおり さん

    どれも しみじみとした感情が心に残る7つの短編でした。世界大戦後の昭和を生きる人達が、何かを抱えそれを越えた瞬間の幸せを矜持として生きる、その姿に涙させられました。その世代ではないけれど昭和生まれの私にはとても響く一冊。

  • S.suzuka さん

    余計なものは何ひとつない洗練された言葉、ことば。。哀愁のなかで優しさが煌めいた7つの短篇。ひとつひとつのエピソードの積み重ねが重要で読み応えのある長篇も良いが、必要最小限の言葉だけで紡いだ短篇はときとして長篇を凌ぐほどの余韻を残す。やっぱり浅田さんは短篇の名手、本の厚みと物語の良し悪しは必ずしも比例しない。お気に入りは〈冬の星座〉と〈シューシャインボーイ〉かな。〈そうじゃないよ、マアちゃん。あたしは一日でも長く生きて、他人様のお役に立ちたかっただけ。理屈は何もない。なあんにも〉▶︎

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