褐色の文豪

佐藤賢一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163246109
ISBN 10 : 416324610X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
追加情報
:
20cm,519p

内容詳細

ナポレオンを震え上がらせた、「黒い悪魔」ことアレクサンドル・デュマ。父親譲りの豪胆さと集中力を武器に、劇作家への道を歩み出し、「三銃士」を著すが…。不世出の劇作家のスリリングな一生を描く。

【著者紹介】
佐藤賢一 : 1968年山形県鶴岡市生まれ。90年山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科博士前期課程(西洋史)入学。後期課程進学後、98年9月単位取得退学し、現在は執筆に専念している。93年「ジャガーになった男」(現在、集英社文庫所収)で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞をそれぞれ受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さつき さん

    幼い頃はアニメ三銃士が大好きで、モンテクリスト伯に夢中になった私ですが、作者のデュマについてはほとんど何も知りませんでした。作家としても多作でエネルギッシュな生活を送りながらも、軍人そして政治家を志向し、革命に熱い血を燃やす人物だったとは。早世した父への憧れとコンプレックを文学に結実させたことがすごい。本人は社会での活躍を更に望んだのだろうけど、満足を知らないからこそ成功もしたし、失敗を恐れずに挑戦し続けたのでしょう。次々と愛人や子供を増やすその活力、まめさにも圧倒されます。

  • viola さん

    アレクサンドル・デュマ(大デュマ)の人生を描いたもの。あんまりデュマに関する知識はないのでどこまでが史実か分かりませんが、デュマ・ファンはかなり楽しめるんじゃないかな〜♪と思います。デュマ以外のフランスの文豪の名が次々と出てくるのも嬉しいし、これはシリーズ3部作の2作目らしいですね。デュマの父を描いた『黒い悪魔』と、デュマ・フィスを描いた『象牙色の賢者』も読んでみようと思います。 小説書くのが上手い、とは思えなかったけれど・・・・・デュマ好きにはたまらあない面白さでした。

  • α0350α さん

    売れ始めてからの話が面白いですね。お金の使い方が豪快過ぎたりすぐに転落したり、バルザックだけじゃなかったんですね。ユゴーとか登場するのも良かったです。革命での挫折から『ダルタニャン氏の回想録』に出会ってそこに父親を重ねて『三銃士』の構想を得るシーンが鳥肌モノでした。ちなみにデュマ三部作→モンテクリスト伯という読書計画を立てていたんですが、かなり期待が大きくなりました。楽しみです。

  • noémi さん

    アレクサンドル・デュマ・ペールの一代記。デュマ・ペールの父親は颯爽とした軍人で、恐れを知らぬ傑物だった。デュマは父の晩年にできた子だったので、まぶたの父の武勇伝ばかり聞かされ、父に憧れ、父のようになりたかった。そのせいか彼は自分の人生を生きていない。世間では「文豪」と呼ばれていても、これは仮の姿、いつかは父のような英雄になろうと目論む。喜劇で悲劇だ。なのに紡ぎだされる話は、誰にもまねができない見事なもの。人間は生まれたときに授かった天賦の才には感謝できないものなのか。努力して身につけたものではないから。

  • まさみつ さん

    三銃士などを描いたデュマの生涯を描いた作品。軍人として卓越した才能を備えていた父の姿に常にあこがれつつ、それとは異なり文筆に才能を示す息子。そのリバウンドが傑作を生み出していく。

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人物・団体紹介

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佐藤賢一

1968年山形県生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木三十五賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』で第24回司馬遼太郎賞、23年『チャンバラ』で第18回中央公論文芸賞を受賞(

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