シルクロードの滑走路

黒木亮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163240503
ISBN 10 : 4163240500
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
追加情報
:
20cm,326p

内容詳細

航空機を購入させるため、中央アジアの小国キルギスタンを訪れた日本人商社マンの前に、共産主義時代の悪弊が壁となり立ち塞がる…。航空機ファイナンスをめぐる国際ビジネス小説。

【著者紹介】
黒木亮 : 1957年北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士。銀行、証券会社、総合商社勤務を経て作家。2000年、国際経済小説「トップ・レフト」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まつうら さん

    シルクロードの国キルギス。古くから中国とヨーロッパを往来する途上にあるこの地域には、いろいろな民族と文化が混在する複雑な歴史がある。そこへ航空機を売りに行くのが物語の縦軸だが、中央アジアに暮らすいろいろな民族の思いが交錯するシーンが印象的だ。特に目をひくのがクルド人で、彼らは国を持っていない。安住の地がないのはとても悲しいことで、独立したいとの思いは切実だ。しかしユダヤ人のイスラエル建国の先例もあり、国際情勢はなんとも難しい。島国では意識しづらい世界事情。その一端を知る機会を与えてくれた著者に感謝したい。

  • ヤギ郎 さん

    黒木亮の経済小説。巻末には黒木小説お馴染みの用語集がある。共産主義から独立した中央アジア・キルギスタンを舞台に、日本人商社マンが航空機を売り込む。モスクワ・ロンドン・キルギスタンを行き来しながら、交渉を重ねていく。航空機ファイナンスも学べる。お金の調達方法っていろいろあるんだな。世界を相手にビジネスをしていると、国際問題に触れることがある。今回のキーワードは「クルド」である。著者による『エネルギー』も商社マンの小説であり、合わせて読みたい。大陸街道の上を飛行は飛ぶ。

  • sho さん

    中央アジア、キルギスタンでの航空機ファイナンスを通して見る旧共産圏でのファイナンス組成の話し。旧共産圏での仕事や民族問題などが垣間見える。

  • fuknish さん

    キルギスでの航空機リースプロジェクトに日本人商社マンが奮闘する話。中央アジアやトルコ、東欧の歴史を下地に様々な思惑を持った海千山千のプレーヤーが出てきて面白い。20年近く前の小説で少し設定を古く感じることはあるが、途上国政府相手のビジネスでありがちなトラブルやファイナンスのアレンジの苦労など今でも共感できる要素もある。商社のビジネスに興味ある人はぜひ読んでみると良いと思う。

  • SUZUTOMO さん

    仕事で上司が貸してくださった本。ファイナンスについてはよく現場のことを調べていると思いましたし、自身も似たような経験もあるのですごく想像できました。共産主義の国って、やはり皆近いところがある。マネロンの件は強引すぎる気もしたけれど、クルド問題を上手く使ってるなと思いました。 紅一点のソフィアはジャンヌダルクそのもの。政治に関係する限り真っ白ではないが、単なる懐の儲け以上に愛国心がある。強く、(ほどほどに)正しく、美しく。どの国も新たな道を作るためには、茨を踏む強い精神力を持つ女性が必要ということか。

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人物・団体紹介

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黒木亮

1957年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務をへて、2000年、国際協調融資を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。大学時代は箱根駅伝に2度出場し、20kmで道路北海道記録を登り替えた。ランナーとしての半生は

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