こぶしの上のダルマ

南木佳士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163239200
ISBN 10 : 4163239200
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
追加情報
:
20cm,220p

内容詳細

人生の関所を通り過ぎた今、苛烈な思い出と和解を果たす。消えた老婆、折り合いの悪かった父。山の大気、木の香りに満ちた8つの短篇小説を収録。魂の再生を静かに描いて、深い感動を呼ぶ珠玉の連作小説集。

【著者紹介】
南木佳士 : 1951年、群馬県に生れる。秋田大学医学部卒業。長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民医療日本チームに加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第53回文学界新人賞受賞を知る。1989年、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 名古屋ケムンパス さん

    何故だかしみじみとして味わい深く癒された気持ちを抱きます。年齢を重ね、故郷に戻ってなお、郷愁の想いは已まず、母や祖母との思い出は、切なくも好奇にみちています。気持ちの通じなかった亡き父の想いに触れ、涙にくれる著者に何故だか癒されるのです。良書。

  • ジュースの素 さん

    8つの短編集。相変わらずの自分のうつ病関連が描かれているが、南木さんの文章は清々しい。雨上がりの森の中のような文体が読者に圧迫感を与えない。ずいぶんな苦労をされて来たんだなぁといつもながら思う。

  • まつ さん

    前に一度読んだものを、不意に本棚から取り出して読んだ。やはり、この飾り気なく、静かできれいな文章は読みやすくて好きだ。内容も頷いたり、鼻で笑ったり出来るからいい。 本連作小説集には、おときおばさんという著者の親戚(?)が所々に出てくる。幼いときに一緒に暮らしたことがある人なのだが、祖母からも本人からも彼女のことについて深く聞けず、祖母ももういない。その事についてなんとなく気になり、周囲のひとから話を聞いてみたりしつつも、結局いまさらどうでもいいかとなる著者の姿勢もまた好きだったりする。

  • Mof さん

    壮年の医者が書いてるエッセイ。田舎から出てきた百姓の家の子供だった人は、田舎に対してやや屈折した思いがあるのかな。著者を父と重ねてしまった。田舎暮らしの方が、都会よりも禁忌とされる情報が多そうだし、そういう意味では機密保持にはもってこいなんだろうなと思った。

  • 音符ウナ さん

    フィクションなのかと思ったらエッセイ風のノンフィクション?な感じだった。群馬に住んでいるので気になった一冊。おじいさんおばあさん達つよい。人の死は医療が発達して普通の生活からは遠いもののように思ってしまっていたけど少し前はそうでもなかったんだよね。当たり前だけど。お医者さんは病んでしまうよなぁ…山登りのくだりは地理に詳しくなってからもう一度読みたい

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人物・団体紹介

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南木佳士

1951年、群馬県に生まれる。現在、長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民救援医療団に加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第五十三回文學界新人賞受賞を知る。1989年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞受賞。2008年『草すべり その他の短篇』で第三十六回泉鏡花文学賞、翌年

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