花に舞う鬼

東芙美子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163238302
ISBN 10 : 4163238301
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
追加情報
:
20cm,412p

内容詳細

名門に生まれた兄弟、女形として大成することを宿命づけられた美少年、天才肌の風雲児…。野望、嫉妬、欲望うずまく歌舞伎界に生まれ育った若手4人が、美貌と才能にものを言わせて華やかな芸の花を咲かせるまで。

【著者紹介】
東芙美子 : 1965年(昭和40年)東京都生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。アパレル企業、テレビ番組制作プロダクション勤務を経て、フリーの放送作家に。主にドキュメンタリー番組、情報系番組を手がける。『花に舞う鬼』で初の長篇小説にも進出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もぺっと さん

    歌舞伎界を描いた『梨園の娘』がおもしろかったので、前作であるこちらも読んでみました。が、かなり愛憎ドロドロの狂気の世界で、ちょっと引いてしまいました。ここまでやるかなあというのが感想です。歌舞伎の話自体はいいけど。次回はもう少し穏やかなものをお願いしたいです。(笑)

  • iuba さん

    梨園を舞台にした小説を読みたいなあと適当に検索してヒットしたのがこちらなのですが、まさかこんなに濃密な男色小説に当たるとは。美しい鬼たちの情念が絡み合う梨園は、この世にある金色地獄でしょうか。倫理を踏みにじって芸に臨む人々の姿は壮絶に過ぎ、人に勧めるのもなかなか難しいのですが、それでも凄烈な生き様の数々を描き出しているのもまた真実で、色々、惜しいなと思います。長い昼下がりから夜までかけて一気読み、が合う作品でした。

  • さくら さん

    怖いくらい蛍一郎と芸に執念を燃やす、梨園の御曹司たちの愛憎劇。 モラルに欠けているというか、節操がないというか... もしかして、日本の伝統芸能は本当にこんな人たちが支えているの!?と、心配になるくらいドロドロな話でした。 凄すぎて何度も挫折しそうに。。。 グレてしまう息子の方が、まだ少しは理解できるかも。

  • 恵美 さん

    どストライクで好みの話でした。歌舞伎を中心に美男達が繰り広げる愛憎劇。凱文の狂った愛も、瑛の健気さも素敵でした。

  • 綿 さん

    特濃歌舞伎大河やおい…業の深いひとしか出てこないねじくれた話は嫌いじゃないけれど、女性陣がすべて男と話の運びのためのコマである感の物凄さにため息。

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東芙美子

アパレル企業、テレビ番組制作プロダクション勤務を経てフリーの放送作家に。ドキュメンタリー番組、情報系番組等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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