家族芝居

佐川光晴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163237602
ISBN 10 : 4163237607
フォーマット
出版社
発行年月
2005年02月
日本
追加情報
:
20cm,230p

内容詳細

元アングラ劇団スターの善男さんと7人の陽気な老婆たち。笑いあり、涙あり。正月の餅搗きや花見に酔い痴れたり、思いがけない恋愛や、不意に訪れる死という現実も…。新しい家族小説の誕生。

【著者紹介】
佐川光晴 : 1965年、東京都に生まれる。北海道大学法学部卒業。出版社や食肉処理場に勤めながら小説を書きはじめる。2000年に「生活の設計」で新潮新人賞を受ける。2002年に「縮んだ愛」で野間文芸新人賞を受ける。三度の芥川賞ノミネートなど、新しい作家として注目されている。埼玉県志木市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • baba さん

    「俺のおばさん」シリーズのおばさんの元夫義男が主人公。破天荒で繊細と中々魅力ある男性が、老婆ばかりのグループホームを運営する。その日々の様子が凄まじいながらも共感してしまう。更にそこに二人の混血児が加わり、思いがけずに福祉の理想の形を実現していく義男。これからが楽しみ。次はあるのか?

  • daubentonia さん

    『おれのおばさん』『おれたちの青空』の恵子さんの元夫、後藤善男が主人公です。この後藤善男が、なかなか魅力的な人間に描かれていました。口は悪いですが、お婆さん達に真摯に向き合う姿、いつもふてぶてしいくらいなのにたまに動揺してしまう姿に人間としての深みが表れていたように思います。『弔いのあと』は、死ぬ事について考えさせられる存在感のあるお話でした。お年寄り達の中で、これから育まれていくであろう善男と有里の子供の成長が楽しみだなぁって思いました。

  • ga-ko さん

    おれの〜シリーズのスピンオフかなあ。でも肝心の義男さん視点じゃないので、何を思って展開していったのか気になる。おれのシリーズと舞台は違うが人との接し方がなんとなく似ていて好感がもてた。

  • さぼさんのとげ さん

    グループホームのお婆さんたちを「婆ぁども!」と呼ぶ善男。決してお上品とは言えない不良婆さんたち。「弔いのあと」はグッと引きこまれました。バスで娘に会いに行くところからは、まるで映画をみてるみたいでした。異様だけど心のこもった弔い。みんな高齢で、前に確実に「死」の存在がある……。いろいろ考えさせられます。シリーズなんですね。これは題名に惹かれて借りましたが「おれのおばさん」が面白いとか。また読んでみたいです。

  • chimako さん

    善人顔とはかけ離れた容姿の善男さん。老人グループホームの入居者を婆ぁと呼ぶ。毎日のお祈りの言葉には愛があふれ八方ふさがりの入居者に安らぎをもたらす。善男さんの優しさは重苦しさがない。男らしい。この本で佐川光晴にはり、ソッコウ『おれのおばさん』を読み、『ぼくたちは大人になる』『とうさんは、大丈夫』『銀色の翼』と読み続けた。

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