星々の舟

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163216508
ISBN 10 : 4163216502
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
追加情報
:
20cm,389p

内容詳細

戦前生まれの厳格な父、家政婦から後妻に入った母。先妻の子も後妻の連れ子も、兄妹は分け隔てなく育てられた。そんな一家に突然、残酷な破綻が訪れて…。家族とは、人生とは何か。心ふるえる感動の物語。〈受賞情報〉直木賞(第129回)

【著者紹介】
村山由佳 : 1964年東京都生まれ。大学卒業後、会社勤務、塾講師などを経て、1993年「天使の卵〜エンジェルス・エッグ」で第六回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • R さん

    入り組んだ家系の物語だった。兄弟姉妹それぞれが、各々に対してコンプレックスではないが、誤解や情念があって、その根本の原因とも考えられる父親が、実は過去に戦争によって心を傷つけられていた、そんな舞台設定というべきか、特別な事情による縺れのようにも見えるけども、些細なところでも家族という中で、こういった行き違いや葛藤はあるんじゃないかと思えた。総じて暗い話で、読んで気が重くなってしまった。

  • 美雀(みすず) さん

    母親違いの四人兄妹。ある事件で家族がバラバラになったが母親の死をきっかけに再生しようとしている。四人それぞれの結婚や恋愛は上手くいかなくても兄妹はきっとお互いを分かり合えると思いました。四人の父親の戦争体験が悲しいものであったけど、当時の事を忘れないでいるから家族への愛情が本当は強かったんだなぁと思いました。ただ、不器用なだけで。子供達には違って見えたんだ。

  • ちゃんみー さん

    こんなに大きな宇宙の中で、たった一家族の出来事はちっぽけなものかもしれないが、その一家族の中ではとても大きな意味を持っている。最後の章(重之の章)が物語全体をうまく引き締めているような感じがします。重之のような年齢になった時に私は何か振り返ることがあるのでしょうか?

  • taiko さん

    縁あって同じ舟に乗り合わせた家族の物語。各章ごとに主人公が代わり、それぞれが深い闇を持つに至る話が綴られています。血の繋がりを知らず、同じ舟に乗り合わせてしまったが故に、気持ちを通わせることを許されなかった兄妹の話は切ない。最後の、この家族の中で誰をも押さえ付けていた父の戦争の話には、考えさせられるものがあった。家族に対して父にどうしてもそうせざるを得なくさせた彼の体験、その恐ろしさ、それはやはり誰もが知っていなければならないことなのだと思う。どの話も、それぞれの→続く

  • ひめか* さん

    村山作品を読むのはドラマを観ているような感覚。今回も家族と恋愛の壮大な物語で引き込まれた。複雑な親子関係の4人の兄弟姉妹と、長男の娘、最後は父親の視点で描かれる連作短編で、テーマは不倫、いじめ、暴力、戦争など重いものばかり。血が繋がっているとは思ってなかった兄妹を好きになってしまうの辛い。守ってくれる男性たちがかっこよくて恋愛ドラマみたいにきゅん。許されない愛の続きがもっと見たかった。不倫者ばかりなのはだめ。突然戦争小説になった父の章、戦争より家族の話を聞きたかった…道を決めたそれぞれの今後が気になる。

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村山由佳

1964年、東京都生まれ。作家

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