眠る鯉

伊集院静

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163215402
ISBN 10 : 4163215409
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
追加情報
:
20cm,245p

内容詳細

6月晦日の朝、ひとりの老人が鉄橋の下で眠るように死んでいた。男はなぜ鉄橋へ向かったのか、秘められた過去が人生に突きつける刃の痛みを描く表題作ほか、「花いかだ」「しぐれの実」など全7篇を収録。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • sanukinoasayan さん

    人は誰も老境にいたり多少の悔いや、やり直したい、謝っておきたいこと、死を前にやり残した事があるものだろうと思いますが、本作の七篇の短編はどれもそうした心情、出来事を描いたもので、人生を振り返る折を迎えた読み手にとっては、切なすぎる痛みを伴って、心に沁み入る物語であり、読中これまで出会った人、掛けた言葉、掛けられた情、会えるものならもう一度会いたい人を思わずにはいられないものでした。それにしても三島由紀夫の過剰な華麗さとは対極の、この作家の文章の飾り気は一切ないが奥深く豊穣な様は見事と言う他ありません。

  • あつひめ さん

    伊集院さんの短篇集。読み終わった後、少しの間呆けたように力が抜けてしまった。人の心には、人に言えない過ちや人には穢されたくない大切な思いがしまわれている。どの人間も・・・。残された人がそのメッセージをどう受け止めるかでその大切な思いの扱われ方が変わる。どのお話も大切に静に受け止めたい作品だった。

  • shinjitaka さん

    時間の流れにより、様々な気持ちが熟成というか整えられてくるものなのだろうか。いろんな事の詳細は、時間とともに忘れていくことに、諦めの感もあるが、本質的な事は自分の中の芯みたいなとこに残っているはず、いてほしいと思いました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

伊集院静

1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。16年紫綬褒章を受章。23

プロフィール詳細へ

伊集院静に関連するトピックス

  • 本物の大人はそんなことはしない 追いかけるから、苦しくなる。追いかけるから、負ける。追いかけるから、捨てられる。人はすべて、一人で生まれ、一人で去っ... HMV&BOOKS online|2015年11月20日 (金) 17:27
    本物の大人はそんなことはしない

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品