点と線

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163210902
ISBN 10 : 4163210903
フォーマット
出版社
発行年月
2002年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
風間完 ,  
追加情報
:
21cm,225p

内容詳細

福岡市の香椎海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中のノン・キャリア官僚と愛人の心中だと誰もが思ったが…。清張推理の原点が、思い出の昭和30年代が、風間完画伯の美しい挿画でよみがえる。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年福岡県小倉市(現・北九州市)生まれ。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。92年8月4日死去

風間完 : 1919年東京都生まれ。38年東京高等工芸学校(現・千葉大学)卒業。新制作協会会員。松本清張の「天保図録」「昭和史発掘」「霧の会議」をはじめ、五木寛之「青春の門」池波正太郎「真田太平記」司馬遼太郎「翔ぶが如く」など、さまざまな作家の連載小説に挿画を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ひろし さん

    何気ない市井の風景から物語は始まるが、心中事件を調べていくと不自然なものが見つかり、事件の真相に疑問を抱いた刑事が捜査を重ねると犯人の巧妙な仕掛けにたどり着く…。「4分間のトリック」で有名な、鉄道ミステリーの先駆け的作品である。女性心理の機微を描いているのだが、清張という人はなぜここまで女性心理が書くけるのだろうと不思議に思えるほどである。

  • 湖都 さん

    先日読んだ恩田陸『ドミノ』の一節に出てきたため、読んでみた。まず、昔懐かしい時刻表トリックが逆に新鮮で、主人公が犯人の飛行機利用を思いつかないところに時代を感じた。青函連絡船だし。60年も前の本なので当たり前だ。飛行機に関しては現代の国内線なら偽名で乗れるから、トリック自体が必要ない。時代を感じたり主人公が右往左往するのがもどかしいが、文章は簡潔で分かりやすい。それに、一瞬しか出てこない亮子という女の執念が強く感じる一作だ。

  • Munedori さん

    三原刑事の推理に「飛行機は?」とツッコミを続けてた私。電報というところに時代を感じる。もっと早い時期に読みたかった。

  • ぽんたろう さん

    あまりに松本清張のドラマが面白くて原作に期待してしまったけれど、脚本家がいいんですね。古くさく感じてしまいました。残念。 今どきの推理小説に毒されて王道から外れて歩んできてしまった不甲斐なさを感じています。いかんな。

  • こ〜じろ〜 さん

    有名な作品ではありますが、特に凄みを感じたということはなかったです。時間のトリックなどは少しわかりづらくもありました。しかし、いろんな視点に立って始終行われる考察には、まるで自分も推理しているような臨場感があってとても良かったです。最後手紙ですべてを締めくくるあっけなさが、変にリアルで僕は好きですね。挿絵に関しては特に何も感じず読み進めていきましたが、読後にもう一度ペラペラめくって見てみると、なんとなく良い味が出ていました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

松本清張

1909年、福岡県小倉(現・北九州市)に生まれる。50年、“週刊朝日”主催の“百万人の小説”で「西郷札」が三等に入選。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。55年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、56年に作家専業となる。58年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品