生きる

乙川優三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163206806
ISBN 10 : 4163206809
フォーマット
出版社
発行年月
2002年01月
日本
追加情報
:
20cm,234p

内容詳細

藩衰亡を防ぐため、家老から追腹を禁ぜられた又右衛門。跡取りの切腹、身内や家中の非難の中、ただひたすらに生きた家臣の12年の苦悩を描き、生きるとは何かを問う感動の時代小説。他2編収録。〈受賞情報〉直木賞(第127回)

【著者紹介】
乙川優三郎 : 1953(昭和28)年、東京都生まれ。千葉県立国府台高校卒業後、国内外のホテルに勤務。96年、「薮燕」でオール読物新人賞。97年、「霧の橋」で時代小説大賞を受賞。01年、「5年の海」で山本周五郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    【直木賞】生きる、安穏河原、早梅記。時代物三本。社会の現実を描写。オール読物1999年、2000年、2001年。人が生きるための力、方向、状態。器用に生きられない男性は、女性についていくのがいいのか、自分の道を探すのがいいのか。生きるうえで大切なことは何かを考えるのによいかも。

  • ふじさん さん

    直木賞受賞作。飛騨守が身罷った時に、寵臣として追腹が叶わず生きることを選択せざるを得なかった又右衛門の胸中を思うと心が痛む。周りからは何故追腹をせぬのかという蔑視の目で見られ、義理の息子や実の息子は、父親の秘めた思いを知ることなく自害し、愛する妻に先立たれ、実の娘から義絶され、生きるすべを見出せぬままに年を重ねる又右衛門、ただただ耐えるのみの人生には辛く悲しいものがある。ただ最後に少しの救いが。他の二作も、閉鎖された武家社会で生きることの辛さや儚さが描かれており、読み応えのある作品だった。

  • chimako さん

    率直な書名にたじろぎながら表題作「生きる」を読む。主君が死ぬとその後を追い腹を切る追腹。その禁令が出た。が、腹を切る者は後を絶たたない。娘婿の追腹を止めることが出来ず、息子に軽蔑されながら生きなければならない暗闇のような日々。その息子も切腹。心労を抱えたまま妻も死ぬ。悪名は消えることはなく気の塞ぐ日々ばかりが重なっていく。何とも救いようがないと思っていたところへ涙を誘う結末。 他の2編「安穏河原」「早梅記」も清く生きたいと願いつつも泥中を這いずり、心に澱を抱えながら生きた武士の一生。重い一冊だった。

  • みも さん

    端正な文体で流麗且つ硬質で骨太な筆致。そこには虚飾もヒロイズムもなく、下級武士のリアルな生き様が描かれる。武士の誇りと貧困との狭間で心を砕く様が痛々しくも切ない。本著に触れ、かくも峻烈な武士の生き様に僕は己の甘えを叱咤する。そして武家に関わる女達の凛とした生き様に只々敬服するばかり。直木賞受賞の表題作を含む中編3篇。甲乙つけ難くそれぞれに感銘する要旨は異なるがいずれ劣らぬ秀作。第一級の作品集でした。描かれる男尊社会の理不尽さを苦々しく感じる女性もいるだろうと推察出来るが、それでも多くの方に読んで頂きたい。

  • ゆみねこ さん

    乙川さんの直木賞受賞作「生きる」・「安穏河原」・「早梅記」の三編。タイトル作の「生きる」、主君の後を追い命を絶つ追腹の禁令を頑なに守った主人公の生き方が描かれる。どの作品も武士の一生をガツンと読ませてくれます。名作は何年経っても色褪せないですね。

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人物・団体紹介

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乙川優三郎

1953年東京都生れ。96年『藪燕』でオール讀物新人賞を受賞。97年『霧の橋』で時代小説大賞を、2001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年『脊梁山脈』で大佛次郎賞、16年『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴス

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