姫君

山田詠美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163201405
ISBN 10 : 4163201408
フォーマット
出版社
発行年月
2001年06月
日本
追加情報
:
20cm,253p

内容詳細

自分が生と死の境目に立っていようとも、人は恋をする。人を愛することで初めて生じる恐怖、“聖なる残酷”を描いた傑作短篇集。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おくちゃん🌸柳緑花紅 さん

    圧倒されて読了。表題作の「姫君」最初の「MENU」山田詠美さんの世界、感性、才能に溺れて、それが心地よかったり、自分の偽善者っぷりを打ちのめされて、ボロボロになりながら。凄い読書経験をした。木曜の午前。心に響いた文章や表現をノートに書いていくと軽くページは増えていく。「春は唇が溶けやすい」「一番寂しくさせたくない人のことを、かけがえのない人とよぶのではなかったか」

  • あつひめ さん

    「死」によって自分の中で起こるであろう台風のような地震のような天と地が逆さまになるよう心の動きを、第3者のように淡々と受け入れようとする心の葛藤。遺される者と遺した者の心の距離・・・。姫君・・・好みです。実はツンデレな姫子。心の溶かし方を知らないと言うか臆病と言うか・・・せっかく気づいた時には・・・う〜〜〜〜んちょっと切ない。またしても山田ワールドでいつまでも佇んで居たくなる・・・短編集だった。表紙の絵は・・・あまり好みではないけど・・・。

  • アコ さん

    5篇収録の短篇集。表題作が抜群によかった。誰かを愛すること、また愛されることは幸せなことだけれど、同時に不安や恐怖が伴うというシビアな現実を姫子と摩周のドタバタ同居生活というなかでしっかり伝えてくるあたりがさすがだ。にしても摩周がとても愛おしい。「(寂しいけど)自分が人を寂しくさせるよか、よっぽどましですよ」という言葉がもうたまらないし、まっすぐで正直な姿がせつなくも素敵だなと感じる。そして巻末のあとがきに痺れた。“生と死と愛”。これらは切り離すことができずにずっと考えていくことなんだろうな、と。

  • 及川まゆみ さん

    表題作のみ読了。なんだろうか、ふたりのやりとりとかがギャグのようなんだけれど、次第に引き込まれていった。ラストは…そりゃないよって気分になった。あのラストに必然性はあったのだろうか。ふだん純文学はめったに読まないのでどう受け止めればいいのかよくわからないのでした。

  • mami さん

    「MENU」「姫君」がすごく好き。最初はなんだかへんてこりんな物語だわ、とか思いながら読んでいた。だけど作品のあちこちに散らばめられた文章が本当に見事で素敵で、気づけば虜になっていた。そして一番心揺さぶられたのはあとがき。うるうるします。

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人物・団体紹介

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山田詠美

1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞しデビュー。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風

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