体は全部知っている

よしもとばなな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163195100
ISBN 10 : 4163195106
フォーマット
出版社
発行年月
2000年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,213p

内容詳細

日常に慣れてしまうことで忘れていた、ささやかだけれどとても大切な感情。心と体、風景までもがひとつになって癒される短篇集。全13篇収録。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 寛生 さん

    吉本ばななの「魂の色」って何色なんだろう?渾沌とした世情、憎しみ、悲しみ、苦しみ、孤独、葛藤、愛、家族、疎外感、そして何と言っても「体」について、考えられないような素朴で透明なことばをつかって言語化できないものを言語化するっていうのかな?ナラティブにしていく。そのすごさに胸がいっぱいになる。そして、彼女の小説を僕は寝る前に読むことにしている。まるで、小さい僕を寝かせる前に読聞かせてくれた絵本のように吉本ばななを読む。この世界がどんなに裏切り、憎しみ、戦争、悲しみにみちていたとしても安心して眠りにつける。

  • *asami* さん

    久しぶりにばななワールドを堪能。13の短編集で、夜寝る前に一編ずつ読んだ。どれも読後感がいいので寝付きがよかった。そして、描写やセリフが、朝目覚めた時にもまだ心に体に留まり続けているものがたくさんあり、なんだか寝覚めもよかった。

  • スノーシェルター さん

    もうなんなんだろう。どうして読んでいるうちに涙が出るのだろう。悲しいのではなく、スイッチを押されたような、胸がギュッと締め付けられるような、うまくいえない感情。ばななさんの本はいつもこうなる。素敵な短編集。

  • リリー・ラッシュ さん

    昔から知ってるのに、吉本ばななさん初読みです。『体は全部知っている』って、とても変わった題名だなぁと思ってましたが(表紙も)、お気に入りさんのレビューを見て、読んでみたくなりました。読み終えて、題名に納得。自分の体の声に静かに耳を傾けると、「自分の中の深いところに押し殺してきた気持ち」が分かり、そしてそれはとても大切なこと。「止めることのできない時間は惜しむためだけでなく、美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。」印象的な言葉です。『みどりのゆび』がお気に入り。吉本さん、他の作品も読んでみます。

  • パセリセパ さん

    人と人の間、人と物の間の空間に漂う目には見えない様々。そういうことを描くのがうまいです、ばななさん。 ばななさんの本は、なんでもないようなことが書かれているんだけど、その物語は色やイメージとなって、記憶に沁みるんです。だから、疲れたときの甘いミルクティーのようだと思うのです。ホッと癒されるのです。

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人物・団体紹介

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よしもとばなな

1964年、東京生まれ。詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『

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