天空の舟 上 小説 伊尹伝

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163193700
ISBN 10 : 4163193707
フォーマット
出版社
発行年月
2000年08月
日本
追加情報
:
20cm,394p

内容詳細

大洪水にみまわれ桑の木に命をすくわれた奇蹟の孤児・伊尹は、のちに夏王朝を廃滅にみちびく。この一作こそ宮城谷文学の源泉である。

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    初代周(殷)王朝時の政治家伊尹(摯)の青年期頃までの神話的物語。黄河支流伊水の大洪水から物語は始まる。竈に蛙が踞っているのを見た母親は伊水が暴れる凶兆と、桑の大木の虚に摯をくるむ。桑は莘国に流れ着く。莘はこれを瑞兆と見る。摯13歳、牛刀を持ち鮮やかにこれを割る。割烹料理は牛を割き食材を煮ることからと言う。一種宮廷料理のようだ。 この物語の面白さは摯の不思議な魅力に惹かれる者達と彼らの活きる古代空間の蠢動を存分に感じさせるところ。時代は450年の夏が終わり周が始まろうとしている。

  • イエテイ さん

    伝説の国家「夏」の最後の王・桀と、次代「商」の湯の争い。まだ中華文明はなく、文字も鉄器もない時代、地名も分かりにくい。けど戦車はあったりする。摯(伊尹)はまだ政界に出てこずに上巻終了。

  • カール さん

    伝説と言われた古代王朝・夏から殷にかけて活躍した政治家・伊尹が主人公の大河小説。今のような中華文化が無く、そもそも500人もいれば大軍と言われ、王朝は豪族の寄り合いのようなもので皇帝自身の力は弱く、呪いが広く信じられているという、とにかくダイナミックでスケールの大きいイメージがある今の中国から大きく外れた時代。三国志や水滸伝、はたまた現代劇ともまた大きく違った古代の中国というのも中々新しい。その古代において、その卓越した能力と俯瞰的に物事を見る力を持ちながら、世の中と大きく関わりを持とうとしない隠者の話。

  • 月華 さん

    図書館 2000年8月発行。2度女の人を人質に差し出して救われる莘后。妹嬉は妖女と言われ、商の正妃となる人は、中国列女伝の中で賢女として誉れ高いひとりとなるようです。将来的に商に仕える摯は、商を恨むでいる親友である顎とどのようになってしまうのかと思いました。

  • MNK2 さん

    夏王朝時代なんてなかなか読むことないので興味深く読んでます。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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