シメール

服部まゆみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163191805
ISBN 10 : 4163191801
フォーマット
出版社
発行年月
2000年05月
日本
追加情報
:
353p;20

内容詳細

新進気鋭の評論家・片桐は、満開の桜の下で「精霊」に出会う。幻を手に入れたいと希う心が生み出す底知れぬ闇…。

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読書メーターレビュー

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  • さよちゃん さん

    初読みの作家さんでした。ミステリー要素もある耽美な小説で、引き込まれて読みましたが、最後は夢でも見ていたかのように、拍子抜けしました。片桐さんが見ていた美少年も、私が見ていた美少年もまさに「幻」だったかのようです。

  • くまちゃん さん

    少年愛と言ってもこれは性的な物ではない気がする。生きている究極の美を翔に見ているような。でも翔からすればただの変態おやじだ。最後は悲しい結末になるが、片桐にとってこれが一番良かったんだと思う。もしこのまま二人でずっと一緒に暮らしていったとして、一生翔を女神として見られるのか。人間は一緒にいれば嫌な部分が必ず出てくるし、時が経てば醜くなる事もある。そんな翔を見ずに一生美しいままの翔を思い描いて暮らせる。

  • 優希 さん

    狂気と幻想と耽美に満ちた作品ですね。美しいものを心に標本する片桐さんの倒錯が怖いけれど純粋で美しい姿に見えるのが不思議です。皆が執着するものがあるからこそ、翔は聖になり、自分の美の世界に没頭したりして均衡を保っているのでしょう。芸術家が持つ独特の感性が求めるものの被害者は翔であり、だからこそ誰も救われなくて、翔は呪縛から逃れようとした悲劇が生まれたのです。家族を壊してまで、翔を愛し抜き、幻想の美として永遠の姿のまま焼き付けた片桐さんは幸せなのでしょうか。全体が幻のようなので、綺麗な世界観ではありますね。

  • horuso さん

    服部まゆみ的なものがたっぷり詰まっている上、物語上の疵が少ないので、著者の最高傑作に数えてもおかしくない。実際、相当満足したが、少しだけ物足りない。うまく言えないが耽美度が足りないという感じ。それと、もっと書き込んでくれたらと感じるところがいくつかあり、ボリュームも足りないのかも。本書は、「この闇と光」ではなく「罪深き緑の夏」を連想すべきと思う。「罪〜」のあの人も翔なのは偶然ではないだろう。「罪〜」の方が若書きのせいで色々疵があるが、耽美度においてははるかに上で、ぼくはあちらが著者の最高傑作だと思う。

  • 紫乃メテウス さん

    片桐の独白にあるように、まさに和製ロリータ。力も権力もある大学教授がひた隠しにしていた少年の美への渇望、そして手元に引き寄せてから傲りが大きくなり終いに全てを手に入れようとするその過程。幻想を幻想のまま鮮烈に焼き付けようとする美。この方の作品はどれも美しく、品があり、豪奢で繊細で恐ろしく惹きつけられてしまう。

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人物・団体紹介

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服部まゆみ

1948年、東京都生まれ。小説家、版画家。第10回日仏現代美術展にてビブリオティック・デ・ザール賞を受賞。87年、『時のアラベスク』で横溝正史賞を受賞し作家としてデビュー。2007年、肺癌のため永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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