壬生義士伝 上

浅田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163191409
ISBN 10 : 4163191402
フォーマット
出版社
発行年月
2000年04月
日本
追加情報
:
20cm,390p

内容詳細

壬生浪と呼ばれた新選組にあって、ただひとり「義」を貫いた吉村貫一郎の生涯。構想20年、著者初の時代小説。〈受賞情報〉柴田錬三郎賞(第13回)

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読書メーターレビュー

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  • naoっぴ さん

    【今年の本@月イチ】脱藩して新撰組に入隊した吉村貫一郎という人物を、彼と関わりのあった人たちが語っていく回顧録。幕末という時代が市井の人たちの思い出の中で克明に再現され、侍の辛さやどうしようもない建前、当時の貧乏暮らしなどがよくわかる。皆が自分を見失い突っ走った世の中で、自らの信念を貫き家族のために生きたひとりの男・吉村の生きざまから、本当に正しいこと、守るべきものは何なのか、見えてくるものがある。むむ、面白いです。下巻にいきます!

  • らむれ さん

    ひっくり返せないルールって私の周りにもあるのかしら、ちょっと見ただけでは気付けない。江戸の身分制も当たり前すぎて理不尽に気付かなかったんだろうな。みんなコロコロ名前を変えてるのが印象的。名前を変えて新しい人生、でも求めるのは本来の自分の人生。アバグネイルJr.を思い出しちゃた。志士も浪士も生きたい自分の人生が他にあった人も多かっただろうに。そして何より、建前よ…これはもう武士というより日本人の哀しい性。この建前ありきの精神を引きずったためにその後の大戦があるんだろうと実感。天下の孤児の新選組、下巻はよ〜!

  • なゆ さん

    ちょっと新撰組を読みたい気分になってきたので。けど、主役は有名幹部ではなく、南部藩を脱藩して入隊した吉村貫一郎という人物だったのですね。死を覚悟しての吉村自身のこれまでを回想する語りと、後の世で吉村について取材をする中で明らかになってゆく事とを交互に読んでいくうちに、吉村の生真面目でまさに侍≠体現するかのような生き様が。あの訛り全開の語りが妙に人間臭くていい。なんとか生きながらえて欲しいと願いながら下巻ヘ。

  • ともくん さん

    [再読] 異色の新選組物語。 吉村貫一郎の生き様、目に焼き付けろ。 切なくも、哀しい、産まれる時代を間違えたような人物。 創造の部分が多分にあると思われるが、新選組物語の中では一番好きな作品。 涙しか出てこない。

  • himawa さん

    吉村貫一郎について、本人が、関わった周囲の人たちが回顧する。どれも吉村の「義」と「不思議?」を浮彫にして行くけど、最後の斎藤一の章が迫力ある。下巻ではなにが明かされるのか...。浅田さんの描く幕末は、そんなに遠い昔ではないって思わされるなぁ。そんな短い間に日本は激変して、失ったものも数知れず...なのかも。

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