蔭の棲みか

玄月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163190204
ISBN 10 : 4163190201
フォーマット
出版社
発行年月
2000年03月
日本
追加情報
:
20cm,253p

内容詳細

ソバン翁の右手首は、戦争で吹き飛ばされた。朝鮮人の元軍人が補償を求めて提訴したことを知り、過去が蘇る。芥川賞候補作を収録。

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読書メーターレビュー

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  • 路地 さん

    韓流ブームのなかで今はもうなくなってしまったかもしれない、大阪下町の在日コリアンの人々の暮らしの原風景。梁石日さんの作品で血と汗が臭うような熱っぽい世界観に魅了された記憶が蘇ってくる思いがした。同じ町並みを舞台にしつつ、玄月さんの作品にはどこか醒めた哀しみを持つ主人公が印象的。 併録作に出てくる、そばに公園のある韓国教会とはもしかしてあそこかな、と地図を思い浮かべながら読むのも楽しかった。

  • Ducklett21 さん

    在日朝鮮人である作家による、在日集落という暗く重い社会の物語。在日集落という国内の異国については、祖父母などから少しは聞いていたが実際の話を読むのは初めてでとても興味深かった。時代と環境が違いすぎてなかなか感情移入はしにくいけれども、ムラ社会の特殊なルールや蠢く感情などがとてもリアルだった。在日という中に留まるも、外に飛び出してもきつい世界で生きなくてはいけない人々のリアルを、もっと読んでみたい気がする。

  • 大阪のきんちゃん2 さん

    表題作は第122回芥川賞受賞。他2篇を収録。 何だろう?独りよがりな感じがします。万人に読んでもらおうという感じがしません。文学としてはそれでいいのかも知れませんが・・・ 2作目(前回芥川賞ノミネート)の方が取っつきやすいと思います。男女のあり方は屈折してますケド・・・ 3作目はこれまた思弁の塊。若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」町田康「告白」と同じテイスト、妄想と現実(あくまで小説の中の話ですが)が分別できませんでした。 何れにしても、大阪のある一面が垣間見えて面白いとは思いましたが。

  • fubuki さん

    私には良さがわからない。セックスと暴力ばかりが目立って、気分が悪くなる。もちろん綺麗ごとだけでは人生は語れないけれど。

  • ゆき さん

    めちゃくちゃ純文学。面白くも無く、変化もなく「そうですか」という感想しか出てこない。でも、やっぱり言葉の運びが美しい。さすが芥川賞。日本語の勉強にはなる。

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人物・団体紹介

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玄月

1965年大阪市生まれ。大阪市立南高等学校卒業後、自営業を営みつつ、執筆活動に入る。同人誌で発表した「舞台役者の孤独」が98年下半期同人雑誌優秀作として『文學界』98年12月号に転載され、注目を集めた。「おっぱい」が第121回芥川賞候補作となり、「蔭の棲みか」で第122回芥川賞を受賞(本データはこの

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