長崎ぶらぶら節

なかにし礼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163188201
ISBN 10 : 4163188207
フォーマット
出版社
発行年月
1999年11月
日本
追加情報
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20cm,291p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    「歌の魔力」を知り尽くした、なかにし礼だからこそ書けた名著だ。師匠・古賀十二郎とともに「長崎ぶらぶら節」を発掘した芸者・愛八の物語。人は、歌の魔力を知っているからこそ、歌を粗末にし馬鹿にする、とも古賀は言う。芸人を「河原乞食」と侮辱するのも同じ神経だ、とも。「歌はあの世とこの世をつなぐ掛け橋」 名言だ。

  • ann さん

    いつか必ず長崎を訪れたいと長い間思っている。学生時代から遠藤周作の作品に影響を受けてきたので、パライソの歌の件りにはとても感動した。愛八と古賀の、師弟愛のような同志愛のようなプラトニックな関係が、この時代を象徴させているかのよう。だからこそ愛八の古賀への想いが、哀しいれどとても高潔。自分の身が滅びても、好きな人に添い遂げたいと思う静かな情熱がわかりすぎてつらかった。読んでよかった一冊になった。

  • Willie the Wildcat さん

    実在の愛八姉さんの一生。「心のきれいな人」。古賀先生の言葉通り!印象に残るのは八重菊姉さんの最後の言葉。伝承。歌に託された様々な想い。歌詞が正に詩として静けさも与える。伝える人がいて、伝えることができる人がいる。”愛八姉さんの想い”の伝承は葬儀の様子が物語っている気がする。お雪チの振り返りの最終章からも温かい気持ちが伝わる。蛇足だが、「愛八」を時に「愛人」に見えてしまうことがあった。”(皆に)愛される人”だからかなぁと勝手に解釈・・・。

  • しーふぉ さん

    読み終わった後、淋しさや清々しさ感動した気持ちがない交ぜになった不思議な状態です。舞妓や芸妓の違いもよう分からないで読み始め。古賀との大人な純愛に切なくなった。素晴らしい本です。

  • seacalf さん

    旅行に行く前に長崎を舞台にした作品が読みたいと思って手に取ったが、思った以上に素晴らしかった。他の感想を見ると悲恋ばかりが目立つけれど、今はなき花街丸山の世界と気っ風良い愛八姐さん達の豊潤な心に酔いしれる素敵な読書体験でした。

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