眠る鬼 孤剣竹林抄

高橋義夫(小説家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163184302
ISBN 10 : 4163184309
フォーマット
出版社
発行年月
1999年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
280p;20

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    作中、主人公が「武士を気取った職人風情」と罵られるくだりがある。 この言葉は、主人公・鬼悠市の宙ぶらりんな立場を、実にうまく 言い表している。 悠市は、江戸にまで達人として名が聞こえている、鳥篭職人。 だが、職人といっても、作っているものが鳥篭だ。 米の値段が上がり、おっつかっつの暮らしをしている庶民が、 鳥など飼えるはずがない。となれば、所詮は、富裕な人々が 使う贅沢品。庶民は、悠市に羨望の眼差しを向けても、 傘職人や、下駄職人のように気安く話しかけない。

  • あかんべ さん

    武骨な人だなぁ。汚れ仕事を受け持っているからなのか。名の通りの鬼に為ろうとしているのか?でも時折見せる養子の柿太郎を自慢したい気持ちや、竹細工を主以外のために作らないと頑なに持ち続ける所は、思わず応援したくなる。シリーズを一気に読むつもり。

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