東京セブンローズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163183800
ISBN 10 : 4163183809
フォーマット
出版社
発行年月
1999年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,780p

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読書メーターレビュー

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  • さんつきくん さん

    780pの長編。文庫本にすると上下巻に別れる。旧字体で書かれているのも特長。井上ひさし作品特有の脱線はあれど、下ネタが全くない。東京・根津に住む団扇職人で主人公の山中の日記を通し戦時中・戦後の日本や東京近辺が描かれていて興味深い。戦時中はトラックを買い運送業をしていた山中。ガソリンのやりくり、空襲警報に変に冷静でいられる主人公が印象的である。戦後は山中の娘達(東京セブンローゼス)が大活躍する。日本語の危機を救うのだ。アメリカのお偉いさんが漢字撤廃論を主張し、山中は翻弄される。3度も獄中に入る羽目に。

  • やまねっと さん

    本当に長い本だった。戦時下での市民の生活を著した小説だと思ったら、3分の2くらい読んだところで急に展開が変わり、作者が言いたかったのはそこだったのかという話に変わっていく。それは日本語のローマ字化になるところの話で、事実であるのかは判らないが、当時もそれと似たことがあったのだろうと推察する。3回目に牢屋に入れた後の全ての出来事の謎解きはとても読んでいてハラハラしワクワクした。 旧仮名遣いで書かれた本だが、読みにくいが、慣れれば容易に読めた。770頁もなる本書は長いが多くの人に読まれるべき作品だと思った。

  • せいたろう さん

    図書館に通うたびに読んでようやく2年掛かって読み終えました。 いつまでも読み続けていたくなるほど面白かった。 戦中戦後の暮らしぶりがよくわかる。日本語をローマ字化しようとするGHQとそれに反対する面々の話しは後半から登場。

  • ウィン さん

    大作であることは否定しない。しかも旧字体を使うというほどのこだわりっぷり。それ故に、読者としては非常に読みにくい。しかしその試みが作品世界には合っている。GHQの日本語のローマ字化政策に対して日本語を守り抜こうとした七人の女性の話であるのだが、半分ほど読むと漸くその本編が始まるかのようで、それまではひたすら戦時下の描写が続く。そして結末のつけ方はこのボリュームの割にあっけない。正直、これほどまでに長くするほどの作品かと思わざるを得なかった。この半分で十分。傑作だとは思うのだが、人にすすめようとは思わない。

  • あいり さん

    旧漢字旧仮名遣いのこの小説、慣れないうちは中々難しい。事が大きく動き出してからは、それも気にならずズンズン読み進められた。 戦中の街の様子や人々の暮らし、敗戦後の激変ぶりは読み応えもあり学ぶところも大きかった。 が、結末は呆気なくまだまだ続きが読みたかったと言うのが正直な感想。 漢語混じりの通達から短歌、俳句、川柳もあって、日本語の奥深い味わいも楽しめた。

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