河野多恵子

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本

後日の話

河野多恵子

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784163182902
ISBN 10 : 416318290X
フォーマット
：
本
出版社
：
文藝春秋
発行年月
：
1999年02月
発売国
：
日本
追加情報
:
２０ｃｍ,２８０ｐ

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • もりくに さん

    読了日：2017/10/26

    河野多恵子さんの最晩年の作品。舞台は17世紀のトスカーナ。蝋燭屋の娘のエレナは、結婚した帽子屋のジャコモが人を殺めて死刑になる直前に面会し、彼に鼻を「齧られる」。これは、その「後日の話」。彼女ははじめ家に閉じこもるが、その内、人にじろじろ見られながら外出するようになる。教会で告解したり、ほら貝の料理を作ったり、愉快な人に求婚されたり。でも、ある日の午睡で「帰ってきたのさ。僕はもう一つのことをやっちゃったから、前のはご破算になったそうだ」とジャコモが登場。その後、彼女は自分も刑死するため「放火」を決意する。

  • みな さん

    読了日：2012/05/02

    少し変わった子供であり、女であったエレナを熱愛したジャコモ。彼がふとしたことで斬首刑となる。愛しい夫に面会し、最後の別れを告げたその時、夫は妻の鼻を噛み切った。それからのエレナの、表題通り「後日の話」。内容的にはもの凄い話なのに、それを書く著者の筆致はあくまで一定の距離があり熱を帯びない。どこまでも冷たく、どこまでも人ごととして話が進んでゆく。エレナの気持ちが理解できそうな気がしてきてしまうのが作者の力量なのかな。

  • ともこ★ さん

    読了日：2014/05/28

    翻訳本かと思った。始めは読みにくい。読み進めれば、どんどん進む。落ちはないのだが。よっぽどエレナ嬢は、魅力的な女性なのだろう。

  • gua5113 さん

    読了日：2020/03/01

    最後の20ページの展開、予想出来なかったなあ！

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河野多恵子

１９２６年（大正１５年）４月３０日‐２０１５年（平成２７年）１月２９日、享年８８。大阪府出身。１９６３年『蟹』で第４９回芥川賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

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