逃げ水半次無用帖

久世光彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163181400
ISBN 10 : 4163181407
フォーマット
出版社
発行年月
1998年11月
日本
追加情報
:
368p;20

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    ひどく艶っぽい捕物帳である。 事件の背後に流れる女の怨念のようなものが 半次の心の底に潜む無常もあって 絢爛たる作風によく似合う。 事件を解くというよりも、心の謎を 解き明かす短編集であり、男と女の 魔性の縁を 描き続けた物語だった。

  • あここ さん

    子供の頃にお母さんが病んで自殺してるのを見てしまった半次さん。トラウマとゆうか何か暗〜いもの引きずってる。どうゆう経緯か十手持ちの佐助さんに世話になってて。成り行きで跡継ぎのお小夜ちゃんの手伝いっぽいこともしてる。どうも女のドロドロした雰囲気がいつも漂ってるけど不思議と嫌ではない。キャラそれぞれがいいです。途中から仲間になったクロベエくんが生意気やけどかわいい。最後の事件でとりあえずは解決やけど。それでもずっと人生は続く。。。苦しくても続くんやね。。 文字でびっしり埋まってるけど苦しまずに読めた(笑)

  • 松井和翠 さん

    再読。やや時代考証に疑問があるが『顎十郎』〜『なめくじ長屋』の正統を継ぐ捕物帖の逸品と思う。やたらにエロティックな文体及び雰囲気と個性的なキャラクター陣で読ませる。特に貸本屋の息子・クロベェの造形は秀逸。本格ミステリとしては「童子は嗤う」「水中花」が良い。前者は都筑風の論理のアクロバットで魅せ、後者はある一手で全てを反転させる手際が見事だ。

  • 読書家 さん

    何か物悲しい話、捕物にならない不思議の謎解きを十手持ちのお小夜、父親の佐助と半次、クロベイが解き明かす。

  • はっしー さん

    エッセイしか読んだことがなかったけど、久世さんの美しくも怪しい世界に引き込まれてしまった。一字一句読み漏らさぬように、美しい日本語を追っていく。至福の時間でした。半次とクロベエ、良き御用聞きになりそう。多分ないだろうけど。再読したい一冊

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人物・団体紹介

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久世光彦

1935(昭和10)年、東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒。TBSを経て、テレビ番組制作会社を設立、ドラマの演出を手がける。93年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、94年『一九三四年冬―乱歩』で山本周五郎賞、97年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、2000年『蕭々館日録』で泉鏡花賞を受賞。19

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