燃える地の果てに

逢坂剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163179001
ISBN 10 : 4163179003
フォーマット
出版社
発行年月
1998年08月
日本
追加情報
:
20cm,724p

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いちろく さん

    紹介していただいた本。1966年に実際にスペインで起こった水素爆弾が4個落下したパロマレス米軍機墜落事故をモデルにした小説。核問題を中心とした1966年が舞台の内容と、とあるギターを巡る30年後の1996年の出来事が交互に描かれ徐々に核心に迫る展開は、飽きさせず興味深くグイグイ引き込む内容。核被害がけして風化しない事を伝える点でも重い。ミステリ部分に関しては、他の作家さん達の有名作でも、時々用いられて来た手法であるのに気がつけず、正直悔しい。伏線が収斂する最後が納得出来るモノだからこそ、余計に。

  • Collina さん

    スペイン南部の上空で、核爆弾を搭載した米軍機同士が衝突し墜落したという、実際に起こった事故を下敷きにしたミステリー。テーマも文量も重いですけど、最後に悪魔的な仕掛けが炸裂します。掛け値無しの傑作。ただ、本が重いので(物理的に)、読むなら上下巻の文庫本をオススメします。

  • ラム さん

    これは面白い。かなりの長編ですが、事故の経過や人間関係、過去と現在のつながりが気になり一気に読めました。終盤の盛り上がりは凄まじく、どんでん返しのさらに上をいかれた感じ。これは予想できない!スペインの田舎の風景描写や人々の描き方なんかも良かったです。ラスト一行の哀愁が切なすぎる…。

  • shi− さん

    ごめんなさい、きっとこのタイトルと表紙では私はこの本を手に取りませんでした。またまた読メのお陰です。かなりの長編だけど、面白くて…。スパイの正体が霞んじゃう仕掛けが…。現在と過去、ギターと、核爆弾がどこでどう交わるのかと思いきや…。

  • barabara さん

    期待に違わず最高にエキサイティングな小説だった。東日本大震災がなければ、それほど入れ込めなかったと思ったのも束の間、米ソ対立、ミステリー仕立ても第一級品で、とにかく先はどうなる、と進みが早くなる。種明かしも気持ちのよい裏切り、読み切って久々に満足&満たされつつもスペインが我が国のように思えて不憫でしょうがなかった。こういう小説が読みたい!素晴らしい!

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人物・団体紹介

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逢坂剛

1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。97年より執筆に専念。2013年、第17回日本ミ

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