アメリー・ノートン

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午後四時の男

アメリー・ノートン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163176208
ISBN 10 : 4163176209
フォーマット
出版社
発行年月
1998年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
229p;20

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    老年に入ってから求めていた条件全てにピッタリ、合う一軒家を見つけたエミール夫妻。そこから夢の隠居生活になる筈だった。ところが午後4時に来た隣人を相手にしてしまったことからその生活や彼の精神構造は変わっていき・・・。確かに隣人は人生を楽しもうとしない嫌な男ではある。でも最初、「この男は莫迦なのか?」と納得しようとするエミールや自分に酔っているとしか思えない正義心を発揮するジュリエットも大概だと思う。そして最もお気に入りの教え子が来てくれたのに隣人を追い出せなかった事で教え子から軽んじられたと思う場面が痛烈だ

  • 乙郎さん さん

    面白い。最初は、過去に自分がコミュニケーション不全の人と接した経験を思い起こさせ(あの活力がすべて吸い取られていくような感覚は絶望感がある)、次第に、この無ともいえる男に接することで主人公は自分でも気づかなかった部分を表出させているのではないかと気付かされる。ヨーロッパ知識人への批判的な展開といい、ハネケの映画を観ているような感覚。よかったです。

  • 秋良 さん

    引っ越したら隣の家の男が午後四時からきっかり二時間、居座るようになって、その妻が怪物的なデブで…………私の中でアメリー・ノートンがデブを書く作家になった。殺人者の健康法といい、理不尽な人間のいやらしさをデフォルメして描くのが上手い。今回はそれに恐ろしい虚無がついて、何かの暗喩に思えるけど違いそう。

  • 更紗 さん

    桜庭一樹さんの読書日記で紹介されていたので読んでみました。 毎日午後四時に訪れて、六時まで居座る無口で無礼な隣人。グロテスクで、人間とは思えない容貌の隣人の奥さん。 触手だの、吸盤だの、この奥さん、映像で見てみたいなあ。 しかしこの本の恐ろしいところは、奥さんがだんだんかわいく思えてくることです。

  • Ayah Book さん

    いわゆる「奇妙な味」的な物語。迷惑な隣人に悩まされる、人の良い老夫婦。でもそれだけでは終わらない。隣人の妻ベルナデットさんがフリーク可愛い。ラスト一行が強烈だ。

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人物・団体紹介

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アメリー・ノートン

1967年、駐日ベルギー領事の娘として神戸に生まれ、5歳までを日本で過ごす。以降、父親の転勤にともなって、中国・ニューヨーク・バングラデシュ・ビルマ・ラオスを転々とし、17歳の時にベルギーに帰国。23歳で再び来日し、大手商社に1年間勤務。1992年に出版した処女作『殺人者の健康法』で、フランス文壇に

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