語り手の事情

酒見賢一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163175805
ISBN 10 : 4163175806
フォーマット
出版社
発行年月
1998年03月
日本
追加情報
:
221p;20

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • そうたそ さん

    ★★☆☆☆ ビクトリア朝のある屋敷が舞台。そこへ訪れる様々な性妄想を持った客と、"語り手"が関わっていくという趣向のストーリー。何ともメタフィクション風な一作というか、実験的な作風ですらある。書かれていることは至って官能的であるけれども、エロいというわけではなく、むしろ気品すら感じられる。全編にわたり、哲学じみた言い回しが延々と続くあたりは好みが分かれるところ。試み自体は面白いし、こんなのを書けてしまう著者は凄いと思うものの、面白いとも言い切れない不思議な読み心地の作品。

  • なまねこ さん

    女性化願望やSMなど、様々なエロスを真面目に?書いた物語。最後に語り手が語り手でなくなったとき、言葉遣いが豹変する辺りは吉本新喜劇風味で、個人的にはない方がよかったと思う。表紙の絵もよく見るとエロスです。

  • kinaba さん

    後宮小説が面白かったので他も読んでみようと思って。またまた変な設定「語り手」、だけど物語の骨子はオーソドックス。面白い

  • isnull さん

    著者名で中を見ずに借りたら、エロスだった。 エロいが、理屈っぽい。

  • 読書国の仮住まい さん

    ヴィクトリア王朝期、そのとある屋敷に奉公するメイドが語り手となって物語は進む。 最初のパートではご主人のアーサーの初めてのお相手。 2つ目のパートでは、女性の身体を有したいというお客さまの願望を満たしていく。 3つ目のパートでは共に屋敷で働くメイドの一人に、性的な調教を施していく。 全く女性らしさがなかった彼女がその芽を開く。 4つ目及び最終パートではサキュバスに取り憑かれたアーサーの、その除霊?に挑む。 語り手の立場を離れると、また違う世界に展開。 ルイス・キャロルことチャールズ・ドジスンさらっと登場。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

酒見賢一

福岡県生まれ。愛知大学卒業。1989(平成元)年「後宮小説」で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。92年「墨攻」他で中島敦記念賞を、2000年「周公旦」で、新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品