受難

姫野カオルコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163168401
ISBN 10 : 4163168400
フォーマット
出版社
発行年月
1997年04月
日本
追加情報
:
219p;20

ユーザーレビュー

総合評価

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読書メーターレビュー

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  • Zann さん

    ★☆☆☆★なんだこれ?大事な事なのでもう一度言う。なんだこれ?今年に入って『人面瘡』に関する本を続けざまに読んだ私に、読友さんが教えてくれた本書。姫野さん初読み。主人公はフランチェス子、自身の性器に古賀さんこと人面瘡から憑かれている女性である。序盤のあまりに直裁的な文章にちょっと引き気味だったのだが、だんだんフランチェス子好きになってくる。ごめん、ダメな奴は私の方だったよ。終盤での主人公の一言に衝撃と爆笑が弾けた。「フランチェス子ー!」と叫ぶ読み手、かーらーのー……。もう一度言う。なんだこれ?(13)

  • detu さん

    読み出しからオカルティックな設定でいやはや何ともと。続けて今度は下ネタかよと。しかし姫野さんの蘊蓄を含んだ巧みな文章が下品さを感じさせずコミカルに読ませてくれる。後半はぷっと吹き出すような会話も。男と女とは?人と人とは?建前とホンネは?不浄と潔癖の境目は?なんだかそんな事に答えてくれていたように感じました。『乙女の祈り』『小夜曲』『エリーゼのために』『白鳥の湖』クラシック音楽の小題に載せてコミカルに読ませていただいた。自分に自信の持てない方にお勧めしますがその気になったかたは覚悟をして読んでくだされ。

  • ブルームーン さん

    性表現が露骨過ぎて最初は戸惑ったが、不思議と惹きこまれてしまう。下品でありながらもちょっとしたファンタジーあり、何と表現したらよいのか感想が難しい。「昭和の犬」と同じ作者とは到底信じがたい。放送禁止用語連発で人前で読むのが憚られる。

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 「ツ、イ、ラ、ク」だとか「リアルシンデレラ」でしか姫野さんの作品を読んだことがないので、こんな滑稽な作品も書くんだと少し驚いた。これを映像化したというのにもまた驚かされる。喋る人面瘡というのもなかなか突飛な話だが、それが女性器にあり「古倉さん」という名前まで付けられている。この設定を知らなければ、ちょっと変わった男女が話しているだけにも思えてしまうのだが。滑稽な設定も去ることながら、フランチェス子や古倉さんのセリフの言い回し、性に対して何ともドライな感じ、変な話ではあるがなかなか癖になる。

  • ろけっと さん

    修道院育ちの在宅プログラマーであるフランチェス子とグレートでピュアでノーブルな人面瘡の古賀さんの物語。 する事なす事すべてを古賀さんにダメ出しされつつも聖書と筋肉少女隊を口ずさみ生きていくフランチェス子。なんとも有害な内容だったが図書館にあったことに驚きを覚えた。 初 姫野カオルコだったが、なんともシュール!

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人物・団体紹介

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姫野カオルコ

作家。姫野嘉兵衛の表記もあり(「嘉兵衛」の読みはカオルコ)。1958年滋賀県甲賀市生れ。『昭和の犬』で第150回直木賞を受賞。『彼女は頭が悪いから』で第32回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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