天智帝をめぐる七人

杉本苑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163148007
ISBN 10 : 4163148000
フォーマット
出版社
発行年月
1994年05月
日本
追加情報
:
253p;20

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読書メーターレビュー

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  • アカツキ さん

    天智帝にかかわる人物を主人公に据えた7作品の連作短編集。著者があとがきで天智帝はあまり好きではないと告白するように、この小説を読んで天智帝を好きになる人は少ないだろうなという読後感。妹の夫である軽皇子を踏みにじり、同腹であるその妹との禁断愛、弟の大海人王子の妻・額田王女を奪うとやりたい放題。しかし、最後に笑うのは長生きした者か。

  • あかつき号 さん

    久しぶりに堪能。

  • ひろ さん

    この時代、皇族の人間関係が複雑すぎて、なかなか覚えられない。その点、いろいろな人の視点から天智帝を描くという発想が面白い。蘇我赤兄の娘である常陸娘は、はじめて着眼したが、石川麻呂の娘である姪娘とのやりとりは、なるほどさもありなんだった。杉本苑子さんと永井路子さんは同じ1925年生まれ、こういった古代史小説が流行ったのかな。

  • shushu さん

    蘇我蝦夷・入鹿暗殺から壬申の乱直前までの時代。軽皇子、額田王、藤原鎌足等を主人公にした短編を通して天智帝を描くという連作。天智帝を肯定的には描いていない、と思ったら後書きにしっかり作者自身が書いていた。肯定できないが無視できない何かが天智帝にはあるということね。あ、額田王も好意的な描き方には思えませんでした。ふーむ。

  • 橘みこと さん

    天智天皇とその前後の時代が好きな方は必読の一冊です。…私的に鎌足とのやりとりで、「王者」から悩み多き人間の表情を垣間見せるようなシーンが好き。

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杉本苑子

大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。27年より吉川英治に師事する。38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。29(2017)

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