沈黙の王

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163134406
ISBN 10 : 4163134409
フォーマット
出版社
発行年月
1992年09月
日本
追加情報
:
20cm,289p

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読書メーターレビュー

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  • Goto3387 さん

    短編5編である。『沈黙の王』…中国ではじめて文字を創造した武丁「象を森羅万象から抽き出せ」ことばを切望した王の真意。文字とは言葉なのであると実感できる話。『妖異記 」…王室の史官の長であった伯陽の太史としての義務に対する峻烈な態度。いつの世も書物が燃えて消失するのは悲しい、『鳳凰の冠』…「義に従い、直なり」と讃えられた叔向と、静粛な妻、季邪のたたずまいが素敵である。宮城谷さんの書く義や礼を重んじる人々の物語は気持ちのいいものである。その中で、叔向の母、叔姫の嫉妬が際立って恐ろしい。

  • ^o^っpe さん

    沈黙の王(商王朝、中国で初めて目に見えることば=文字を創造した、後の高宗武丁。ふえつ)/地中の火(夏王朝を倒した寒浞。純狐)/妖異記(東周王朝前、王事の記録者伯陽目線。友。幽王と褒姒)/豊饒の門(妖異記と同時期。鄭の君主=友と息子掘突目線)/鳳凰の冠(春秋時代、晋の平公に仕えた叔向。夏姫の娘)の5短編集。短編なのであまり横道それずf^_^;集中できた。視点の違う2作品を続けて読めるのも短編ならでは。文字を作る時代!想像していつもながらワクワクした。

  • karupinpin さん

    古代の中国の物語。人の名前が難しい!

  • 多分、器用です さん

    特に、文字創成神話のはなしがよかった。

  • M さん

    まだ文字がなかった頃の中国の話。妖術や呪いが当たり前だった故なかなか身に染みてこない時代ですが、言葉が話せず周りから蔑まされてきた表題作の王の人間らしい悩みはいつの時代にもありうる事なのでいつもよりは入り込めやすかったと思う。

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人物・団体紹介

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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